鬼外カルテ（13） 太夫

久々に、碧也ワールドを読みました。私がレンタにハマるきっかけの作家さんです。親に売られたゆきは、禿の時から、文学に親しみ、知識欲旺盛。引込み禿として、次期太夫としての教育を施される。香道の師、島田を恋慕うようになり…。私には掴みどころのない島田ですがゆきの初恋の人。ゆきは廓にいながら、女郎の現実を知らず無垢なところがあり、かつての禿仲間をプライドを逆なでしてしまう。（実際梅毒など性病を移さたり、病などで亡くなる女郎も多かったらしい。遊廓、女郎のランクによって待遇がかなり違うので…）大火で島田と離れ離れになるが、心の中に思い続ける。高屋太夫になったゆきは、大人気。ある日、田舎者と思った人が、若殿様で…。太夫の波瀾万丈の人生が始まる予感が…。評価の低い方もありますが、私は、好きです。次巻が楽しみ。

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とても切なくて鬼外シリーズの中でも大好きな作品です。太夫が幸せになって良かったです。

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花魁って人気ですね。新成人も花魁風の着物着るし、京都とかの着付け体験も人気だし。でも、本当は性奴隷なのよね？監禁されて。意気地とか言われてどんどん借金科されて。このマンガも花魁が現代に出てきますが、自由な現代にすぐ慣れてるのが、なんだか逆に不思議。

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