現在7巻
WILD ADAPTER
1995年、横浜。16歳の久保田誠人は、出雲会の支部長である真田にスカウトされ、年少組のリーダーを任せられることになった。出雲会の幹部となり、シマを二分する東条組との諍いなどに巻き込まれる日々。しかし、久保田はこれまでと変わらず、常に飄々として毎日を送っていた。だが同じ頃、街では謎のドラッグ「W・A」の名前が囁かれはじめる――。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
ダーク (3人)
切ない (2人)
男性もOK (1人)
シリアス (1人)
WILD ADAPTER 3
新たに発見された獣化した遺体。その身元は“獣”を崇拝する宗教団体『邂幸の牙』の幹部だった。教団と『W・A』の関係を探るため、久保田と時任は教団内部に潜入して―?【全158ページ】
WILD ADAPTER 7
峰倉かずやが描くリリシズム・ハード・ボイルド、待望の最新刊!東京湾上での出雲会タンカー襲撃事件から遡ること数か月前。時任は知り合いになった老人・佐藤の家に、久保田には内緒で足しげく通っていた。そんな折、葛西が目を留めたのは、とある週刊誌。そこに掲載されていたのは、時任の過去と思われし記事で…。時任の過去の記憶に迫る、衝撃の第7巻。ついに発売!【全214ページ】
エディターのおすすめ
峰倉かずや先生は最遊記が有名ですが、個人的にはコチラの作品が一番スゴイと思います。作者が長年温めていたネタだけあって、設定やキャラクターにグイグイ引き込まれていくんですよ。
物語は硬派な裏社会モノで、主人公がドラッグに纏わる事件に巻き込まれていきます。主人公はスペックが異常に高く、勝負事最強、腕っぷしも最強、頭脳明晰、でもいつもやる気がなさそう…と、中二病の鏡のような設定なのですが、中二病も一線を越えてしまえば最高にカッコイイキャラになるんだな、と感心されられる程に魅力的に描かれています。ぜひ峰倉先生の素晴らしい画力と合わせてご覧になってください。
" また、「男同士の絆」が熱い作品でもあります。熱いと言っても暑苦しいのではなく、つかず離れず、でも確実にお互いを必要としている、という空気感が実にイイ。本人たちにその自覚が薄いところなども美味しいですムシャムシャ。
なお、本作は決してBLではありませんが、BL風味な描写は時折ありますので、予めご了承ください。
(編集:新藤|作成日:2013/10/22 )