現在8巻
山を渡る −三多摩大岳部録−
作品詳細
- 発行 KADOKAWA
- ジャンル 青年漫画スポーツ・格闘技アウトドア
- レーベル HARTA COMIX
- シリーズ 山を渡る −三多摩大岳部録−
- 紙初版日 2018年12月15日
- レビュー
伝統ある、三多摩大学の山岳部。だが今年の春、部は存続の危機を迎えていた。理由(1)新入部員は女子3名のみ。理由(2)全員、登山経験ナシ。理由(3)彼女たちの特徴は虚弱、ゲーム狂い、読書好き……。そんな「山ガール」ですらない3人を抱え、山岳部は果たして活動していけるのか!?
過激な登攀もあり。楽しいピクニックもあり。男子も女子も、文系理系留年浪人、誰でもオーケー。すべてを包み込んでくれる“山”を舞台にした、大学生たちの群像劇!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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現在8巻
山を渡る −三多摩大岳部録− 7
北アルプス夏合宿、いよいよ佳境! 槍ヶ岳を踏破した一行は、次なる目的地「黒部川源流域」へ。合宿を通して着々と自信をつけてきた1年生たち、しかし、彼女たちは身をもって知ることになるのだった。山の厳しい一面を――。デザート作りや温泉、川での洗濯など、山での生活をひたむきに描きつつ、「山の厳しさ」にも直面する第7巻!【全191ページ】
191
配信日:2024/10/15
配信日:2024/10/15
山を渡る −三多摩大岳部録− 8
五色ヶ原を越え、剱岳へと向かう三多摩一行。合宿も終盤を迎え、登山の魅力にどっぷり浸かった1年生・入間は考える。「どうしてこんなに楽しいのか?」「人はなぜ山に登るのか?」果たして、入間の疑問に答えはでるのか。そして、1年生3人は「剱岳」に登頂することができるのか――。大好評の「北アルプス夏合宿」編がついに完結する、第8巻!【全207ページ】
207
配信日:2025/10/15
配信日:2025/10/15
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山好きには全力でおすすめしたい、山岳部の話。今まで読んだ登山漫画の中で、圧倒的に現実的で、実際的。登山の参考にもなるし、風景の美しさとその場の空気が想像でき、作者が山を愛していることが伝わります。また長らく男性のスポーツ・軍隊じみたノリの強い登山界ですが、初心者の女性3人が登場していることで、女性にとっても非常に読みやすいものになっています。だからと言って女性が過剰に性的に描かれたり、部の男性と恋愛関係にないところもいい。男女間の距離感も適切な感じで、協力しあってるのがまた良い。初心者が体力や技術をどうやって・どの程度上げてくのかといった過程も描かれているところも非常に参考になる。また「古い登山家男性」を象徴するような部長が、新しい女性たちの文化と折り合いをつけてくのも面白く、反面、経験からの判断は的確でいい。でも常にかわいそうな扱いが面白くて癖になります。ルートなども自分でもやって見たいと思わせるものが多く、山の楽しさが理想化されすぎずふんだんにエピソード盛り込まれ、人と山に登るのもいいものだなと思わされます。大人の登山部あったら入りたいなあ〜!