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春恋【電子限定版】

著者朝丘戻

ジャンル：ボーイズラブ小説
長さ：199ページ
4.1 （7人） 7

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作品詳細

著者朝丘戻
発行フロンティアワークス
ジャンルボーイズラブ小説:大学生
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レーベルダリア文庫e
シリーズ秋山と美里シリーズ- 1 -
紙初版日 2013年10月20日
レビュー
4.1 （7人） 7

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【限定配布されたショートストーリーが付いた電子限定版♪　】十八の春、美里が恋に落ちたのは、美大生で家庭教師の秋山だった。秋山は他人にも自分にも厳しくて素っ気ないが、たまに優しい。美里は異性愛者の秋山に対し、傷つきながらも一途な想いを寄せ続ける。そして夏が過ぎ秋がきて、育む時間はお互いをかけがえのない存在へ変えていくが……。――あの頃、俺たちは子どもだった。四季の移ろいと共に積み重なる、永遠の愛の物語。※本文にイラストは含まれていません

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

3 0 くうさん三里の想いが健気でいじらしくて切なくてたまりませんでした。アキのからかいが意地悪なんて可愛げがあるものじゃなくたちが悪いと思ってこの責めは好きになれないかもしれないと思いましたが、次第にこの人は素直じゃないし、不器用すぎるというか自分にも他人にも潔癖すぎるんだなあと。人間不振すぎてあまりにひどい態度だったけど、その理由が後でわかってそこに関しては恋愛が丁寧に進んでるなあと感じました。でも、その意地悪や三里の自棄で妊娠騒動まで起きて主要人物が身勝手すぎないかと思うように...。おいおいゴムは？避妊は普通自棄になっててもするでしょ、と。結局クソ人間な先輩のせいだったけど、自分の子だとわかってても堕胎するということをそれほど長い長い時間をかけずに結論をだしたのにすごい嫌悪感を抱きました。アキも自分が三里を煽ったからその責任だって言うけど、その責任を取るのはお金を出すということ？お金が責任？なにそれ。本人たちはもちろん凄く悩んだ描写はあったけど確かに新しい命が生まれたのにそれを葬る結果になって、なのに時が過ぎたら色恋のことばかり。恋愛小説だからそりゃそうなんだろうけど、産まれてくるはずだった子供のことがわりとあっさりお話からフェードアウトしてしまってモヤモヤが拭いきれません。だったら、先輩のオチはなしでマリ子ちゃんが三里を手に入れたくて陥れて結局妊娠はウソっぱちでしたっていうオチの方がマシでした。子供は先輩の種だったけど、三里がした行為は、ほんとに自分の子になってた可能性もあるわけで。自分の子だと思ってた時も堕胎を決意したわけで。ひとつの命を奪った自分が幸せになる資格なんてない、と恋を諦めて離れるというのでもなく。自立してない、何も持っていないから離れてしまう結末はなんとか受け入れられても堕胎の件がどうしても引っ掛かってしまう。あの流れ、そんな必要だったかな？あの出来事が最大のモヤモヤとなってしまったので評価の星激減です...。 2018-01-14 1179542 1 1 iJzo-a-v2 Caoy-%A4%AF%A4%A6%A4%B5%A4%F3-v2