精霊姫に捧ぐ王太子の一途な純愛〜雪解けに芽吹く恋〜
「マリー……。僕の、ハイデマリー」――
山の聖域に生きる『雪の精』ハイデマリーは、自身に名前を与えてくれた少年、カインハルトと雪山で過ごした日々を想い続けていた。カインと別れ15年が過ぎたある日。成長したカインは、自身の妻“王太子妃”として共に来てほしいとマリーを迎えにくる。彼の手をとったマリーは人間の暮らしを学びながら妃教育を受け、奮闘の日々を送ることに。
――「ハイデマリー、俺はそなたに恋をしている」カインを愛おしく思うも、マリーは彼の言う『恋』がわからなかった。想いに応えたいと悩むマリーにカインは、それでもよいとあたたかな愛を注ぐ。……そしてその裏でとある動きが二人を阻もうと蠢いていて……?
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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2022-08-23
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素敵なお話でした。心優しい精霊と一途な王太子の一見結ばれる事のなさそうな…。王族を陥れようとした宰相がいなければ、もしかしたら結ばれなかったかも?と思うと奴の悪事も運命上仕方ないと。そこを浄化すべく、精霊のヒロインが周りを変えていって皆が幸せになる。気持ちもほっこり温かい気持ちで読み終えました。