うずまき
▼第1話/うずまきマニア:その1▼第2話/うずまきマニア:その2▼第3話/傷跡▼第4話/窯変▼第5話/ねじれた人びと▼第6話/巻髪▼あとがき
●登場人物/五島桐絵(黒渦高校の生徒。本作の主人公)、斎藤秀一(桐絵の元同級生。隣町の高校に通っている)
●あらすじ/女子高生の五島桐絵は、隣町の高校に通う斎藤秀一を駅に迎えに行く途中、路地に座り込んで壁をじっと見つめている秀一の父親を見つけた。彼は桐絵のあいさつにも気付かない様子で、壁にはりついたカタツムリの殻を見つめ続けていた。駅で秀一を出迎えた桐絵は、彼にさっきの出来事を話すが、秀一はその話題を避けた。公園で秀一は、自分の住む街、黒渦町に嫌悪を抱き始めていることを打ち明ける。帰り道、秀一はつぶやく。「渦…渦だ…うずまきだ…このまちはうずまきに汚染され始めている …」(第1話)。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
うずまき 1
うずまき 2
うずまき 3
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エディターのおすすめ
初めて読んだのは高校生の時でした。友人がビックスピリッツを読んでてこれスゲーよって紹介してくれたのがきっかけです。
著者の伊藤潤二先生の画力が半端ないのは言うまでもないですが、ただのホラーではなく意外性というか違和感があふれていてページをめくるたびにキモいです(いい意味で)
よくもまあ「うずまき」というものをテーマにこれほどのホラー漫画を描くことができたものだと。
特に注目してほしいのが主人公 桐絵の彼氏にあたる秀一君です。この作品、自分は3回楽しめると人に説明することがあるんですが秀一君の印象が読むたびに変わります。
一度目はヤバいやつ、二度目は笑えるやつ、三度目はカッコいいやつなんです。ネタバレしないようにしないといけませんがこの作品最初読むとそれはそれはホラーなマンガなわけです。
ただ一度展開を知ってからまた読むと、いたるところにツッコミどころが散りばめられているのがわかります。そんなツッコミどころをクリアして再度読むと改めてこのマンガのストーリー性が優れていることに気づくのです。
自分はホラー漫画でありギャグ漫画であり純愛漫画だと思っています。一冊で3度味わえる『うずまき』をぜひ読んでみてください。(※耐性ない方は閲覧注意!)
(編集:宮崎|作成日:2022/12/21)