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幼い時に父を亡くし、豆腐屋を営む叔父を手伝って暮らす主人公の青木千三。千三と首席を競い合い、浦和中学へ進んだ柳光一との友情を軸にお話は進みます。貧困、いじめにくじけそうになりながらも、たくましく乗り越えていく。志を高く持つ少年たちにすがすがしさを感じる。昭和初期の作品ながら、時代をこえて訴えかけてくる少年文学の傑作。
国王の命により、隣国を制圧した王弟・真赭。楼閣で城主の妻子を見つけ、身を投げるところを止めようとするが、助けられたのは王子・樹雨だけであった。幼かった樹雨は自分を護り、可愛がってくれる真赭を信じ、無邪気に懐いた。そして時は流れ、幼かった樹雨は色香を放つ青年となり、武術大会で見事優勝を果たすほどに成長した。だが、その夜、樹雨は真赭に無理やり身体を奪われる「お前は俺の玩具だ」と……。