どうあがいても、答えはひとつで。
自分の時間のほとんどを勉強に費やしてきた宇波。
クラスメイトはもちろん、教師ですら一線を引いているのにただ一人、淵だけが無遠慮に近づいてくる。
自分とは正反対で、どこをとっても気に入らない。
それなのに、目を離すことができないのは派手な金色の髪が目障りなだけ……。
そう無関心を装うとすればするほど、宇波の心はかき乱されていく――。
コワモテ弟×ブラコン兄の思春期ラブ[おかえり、トワイライト]、
誰にも言えないカラダの関係から始まる[向光性のクラム]ほかカラフルな恋をあつめた短編集。