レンタル41万冊以上、購入100万冊以上配信中!

年齢確認

18歳未満の方はご利用いただけません。あなたは18歳以上ですか?
はい
いいえ
検索結果
作品の除外設定(設定中)
絞り込み
形式
ジャンル
詳細ジャンル
属性ジャンル
その他ジャンル
キーワード
キャンペーン作品
メディア化作品
完結済み
出版社
さらに詳細に調べる
年代
著者
レーベル
シリーズ
掲載誌
レンタルあり/なし
1巻目レンタル価格
1巻目購入価格
購入価格合計

検索結果(1/1)

表示設定アイコン
キーワード関連順結果
快楽のモルモット

快楽のモルモット

無料サンプル 内容紹介
小説・実用書
『そのコントローラーには「人間の行動を操作する機能」があります』
そんなこと出来るわけないだろう? 今回の「治験」に参加した7人の男女は、みなそう思った。治験者の一人、真弓がコントローラーのボタンを押すまでは……。
治験──それは開発途中の薬品のテストのことで、応募者は副作用などのリスクと引き換えに、高額の謝礼がもらえるという一種のアルバイトだ。しかし、会場が南の島などという治験などあるのだろうか? 全員の額には不気味な逆三角形のプレートがはりつけられていた。そして、人数ぶん用意されている謎の箱……。信じられないことに、主催者のオニオン製薬が言っていたことは本当だった。真弓がボタンを押した瞬間、それまで地味でおとなしかった鈴が狂ったように笑い、いきなり水着に着替えて泳ぎはじめたのだ!
人間の行動をコントロールするなど人道に反している。だが、一位になったら賞金一億円。治験でなにを競うかはわからない。だが、それは人が道徳や理性を失うのに十分な金額だった。
しだいに、疑心暗鬼を膨らましていく治験者達。もう誰も信じられない。そのとき、治験者の一人で元教師の斯波が突然キレた。一見、人のいいオバチャンふうのむつみがボタンを押したのだ。むつみはうっかり押したと言っていたが、本当にそうなのか。聞けば、押したのは「4」と「赤」。むつみは危険な女なのかもしれない。だが、優等生タイプの二郎が口にしたのは別のことだった。
「ノルアドレナリン……。だとすれば、さっきの鈴の行動は……ドーパミンか!」
それらは、脳内で分泌される神経伝達物質の名前だった。ドーパミンは覚せい剤にも似た効果があるため、脳内麻薬といわれることもある。そう、治験者達に与えられたコントローラーは、いわば「脳内麻薬分泌装置」だったのだ。これがあれば、ほかの治験者を意のままに操れる……。嘘と欺瞞に満ちたサバイバルはすでにはじまっている。果たして、孤島に集められた七人の治験者たちの運命は?
人の心の内に潜む劣情や狂気を、「快楽」をキーワードに鮮烈に描く! 奇才・梅津裕一が放つノンストップ・サバイバルホラー!