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ノベル長く平和を守ってきたフィール王国には、後継者がいない。隣接するシェルクレスは強大な軍事力を持つ大帝国である。王位継承者が見通せない状況がつづけば、いつなんどき、攻め込まれてもおかしくない。女性に王位継承権が認められないこの国で、王女グラディスは女に生まれたわが身を呪いつつ、男装して男性として振る舞い、本気で「王子妃」を迎えられないかと考えている。王国の政は今や、穏健派と強硬派に分かれ、不穏な空気が漂いはじめていた。そんなある日、グラディスの従者・フォルツがシェルクレス帝国の皇太子・エルレーシュと政略結婚してほしいと耳打ちする。そんな折も折、王国でクーデターが勃発。隣国に逃れようと、関所をかいくぐって不法に国境を超えたものの、エルレーシュその人が目の前に立ちふさがる――
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ノベル没落寸前のフリューゲル子爵家の末娘・グレイスは、姉たちと比べ平凡というだけで、家族から使用人以下の存在として扱われている。
ある日、女性関係の噂が絶えないリーゼンバーグ公爵が縁談相手を探しているという話を仕入れてきた父は、グレイスに「身体を使ってでもリーゼンバーグ公爵との縁談を掴んでこい」と命令する。
父には逆らえないグレイスは、命令通りリーゼンバーグ公爵家を訪れたのだが、お金目的だと早速見抜かれてしまい……!?
「俺に抱かれればいい。一晩につき金貨一枚。……やり方次第では色をつけてやる」
婚約者ではなく愛人兼使用人としてリーゼンバーグ公爵の元に残る事になったグレイス。
家族のためにと割り切った行為のはずが、グレイスに触れる公爵の手は優しく、次第にグレイスは惹かれていって――? -
ノベル過去に苦い経験をして以降、恋愛とは無縁な人生を歩んできた若宮珠希。けれどそんな珠希にも気になる男性ができた。その男性とは、行きつけの居酒屋で出逢った。出逢ったといっても目が合うだけで、名前を知らないどころか言葉を交わしたこともない。しかしある夜、二人の関係は突然進展した。ひょんなことから彼と言葉を交わした珠希は、彼が嶺二という名前であること。婚約を破棄したばかりであることを知る。嶺二は珠希に思わせぶりな態度を示し、そんな彼の様子に珠希は、婚約破棄で人肌恋しくなっているのだろうと彼を憐れに思い、誘われるまま一夜を共にしてしまう。一度きりの関係で良いと思って彼に抱かれた珠希だったが、予想外に嶺二との関係は続いていく。もちろんそれは恋人なんて呼べる関係ではない。名前しか知らない男性とのセフレ関係だった。彼の傷心を癒やしてあげたい、そんな想いだったはずが、珠希はどんどん嶺二に惹かれてしまい……。
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ノベル「……世間のことなど知らない。俺は君を抱きたい」
自然豊かな小国の王女・リゼットは、突然悪名高い隣国の殺戮皇帝・ストラディオへ嫁ぐことになった。
幼少期に出会った初恋の彼は、優しく温かい笑顔が似合う人――記憶と噂が一致せず怯える彼女であったが、その裏腹に、天下の皇帝は十数年越しの激重感情によって言葉が足りないだけだった。
そんなこととは知らない彼女は、側妃を持たない彼を不思議に思いながら、毎日抗うすべもなく快楽に溺れ続けていた――ところで、愛のないはずの政略結婚にしては閨の頻度が多くないですか!?
「(笑顔が見たいから儀礼的な)挨拶はいい」「(大好きだから)抱かせろ」不器用すぎる皇帝の心の声は、はたしてリゼットに届くのか……。
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ノベルいとこから、「時間があるなら恋人役を探している友人に会ってほしい」と言われ、承諾した失業中の燿良。待ち合わせを前に、大量のドレスだの、バッグだの、靴だのコートだのが、プレゼントとして次々と届き、燿良は早くも引き気味。そして当日、約束の高級ホテルに現れたのは、長身のイケメン、大手総合商社・雪井商事副社長の皐弥だった。自分にはとてもではないが務まらない。その場で恋人役を断る燿良だったが、まるで話が通じない。趣味を聞かれ、旅行と答えれば、俺が連れていくと言い出す。いやいやいや、断っているんだってば。日本酒は好きかと聞かれ、甘口が好きだと答えれば、今度は酒蔵を案内すると言い出す。一事が万事、この調子で、まるで人の話を聞かない皐弥なのに、質問されると、うっかり答えてしまう燿良。焼き牡蠣にアワビ食べ放題、伊勢エビに地ビールに釣られて、とうとう苦し紛れに条件を出す。恋人役をしている間の費用はすべて折半に、と。皐弥は困惑した様子だが、ここは引けない! だけど、本当にこの条件、守ってくれるの? っていうか、皐弥の超セレブぶりについていける? そのうえ、雪井商事の採用試験も受けてみないかと誘われて……
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ノベル「……君に、苦しいほどの快楽を」限界社畜OL・ルキの転生先は、観衆が集う処刑台の上だった。スパッと首を刎ねてもらえる!と喜ぶルキに反して、罪人の処刑は延期。「死神」と呼ばれる美麗の処刑人・アリスターに身柄を引き取られた彼女は、暴虐な王が統治する世界で聖女として何者かに呼び出されたことを知る。だがその最中、処刑延期の罪人が獄中死。罪を擦り付けられたルキはアリスターもろとも死刑宣告を受ける(正直嬉しい)――だが、唯一の心残りは胸を焦がすほどの恋をしていないこと。彼女が相談すると死神は告げた。「どうせ死ぬつもりなら、恋をしてみないか?」息が詰まるのと同時に強い感覚が走った。ようやく絶頂を迎えようとするその瞬間、彼女は時間を遡って……!
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ノベル桐尾琴穂が生まれ育ったのは、とある地方の田舎町。
この地域では衣食住から仕事先、何から何まで地主である羽木籐家に頼り生活している住民ばかりという、独特の風習がいくつも残る閉鎖的な環境だった。
そんな、地元で絶対的な力を持つ羽木籐家の御曹司――聖惟の婚約者だった琴穂は、ある時この土地での生活が歪であることに気づいてしまう。
そして七年前、『二十五歳の誕生日にはかならず仕事を辞めること』という約束を聖惟と交わし、琴穂は外の世界を学ぶため地元を離れることに。
とうとう迎えた二十五歳の誕生日。
七年ぶりに再会した聖惟は淡々としていて、相変わらず琴穂には興味がないように見えたのだが……!?
「今日、僕がなにもしないと思った?」
ついに始まってしまった羽木籐家の嫁としての生活。
都会に出た琴穂は変わり者だと冷たい目を向けられ、実の母でさえ琴穂の味方をしてくれない。
七年もの自由をくれた聖惟のためにも、琴穂は羽木籐家の嫁としてふさわしくなろうと奮闘するが――……。
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ノベル真部若菜はイベント会社で企画営業として働いている。新企画の街コンイベントの下見として、他社主催の街コンに参加した若菜はそこで、親会社の御曹司・深守史埜と遭遇する。若菜と史埜は学生時代からの知人であり、当時若菜は史埜にひそかな片思いをしていた。御曹司という身分と人目を惹く華やかな容姿をした史埜は、多くの女性から言い寄られており、自分に自信を持てずにいた若葉は、想いを告げることなく卒業し、それきりになっていた。そんな史埜と偶然にも職場で再会を果たしたのは最近のこと。それ以来、史埜はやたらと若菜にちょっかいをかけてくるのだ。街コンで遭遇した若菜に対しても、史埜はやけに馴れ馴れしい態度を取り、まるで他の男性と若菜の接触を邪魔しているかのよう。史埜の態度に戸惑う若菜に、史埜は「こういう場所で相手を探すくらいなら自分にしておけば?」と、とんでもない提案を持ち掛けてきて……。
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ノベル「……奥の奥まで僕に染まってしまえばいいよ」
黒髪碧眼の王家で、ただ一人赤髪赤目の王女リゼリア。彼女は母国の秘匿とされ、薄暗く窓もない塔に長年幽閉されていた。唯一の楽しみは、給仕人が教えてくれる『白銀の鎧、勇猛果敢な辺境伯』の武勇伝。隣国にいるという彼の活躍を聞きながら、幼いころ助けてくれた恩人の姿を重ねていたのだった。やがて外界を夢見る彼女は、秘密の抜け道を使い塔の脱出に成功する。追手に捕まった給仕人を助けるため隣国を目指すと、国境には白銀の髪に鎧兜を付けた神々しい男性がいて――
サンドローベル王国恋物語、第二弾!
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ノベル久隆繊維に勤務する今岡明純は、取引先でのプレゼン帰り、ご機嫌でファミレスに足を運んでいた。店内で大勢の女性陣に囲まれていた一人の男性が、突然、明純の知り合いかのように声をかけてきて――?
彼の様子から助けてほしいというサインを受け取った明純は、彼の子犬のような雰囲気に見捨てることができず、話を合わせてしまう。女性陣から助け出したあと、彼の恋人役として一緒に席に着くことになった明純だったが、服飾の話で盛り上がり、思いの外楽しいひとときを過ごすことに……。ファミレスを出る際に、子どもからジュースをかけられた明純はそのまま彼から今日のお礼としてスーツを一式をプレゼントされたのだが――!?
初対面の相手に遠慮する明純に向かって、彼は一つの約束を持ちかけた。
「奇跡だと言うのなら、……次また会うことがあれば僕の恋人になってください」
一週間後、取引先のヒロヤマホールディングスに「ファミレスの彼」が現れ、再会を果たす明純。その上、神内悠矢と名乗る彼はヒロヤマホールディングスの御曹司でもあった――!?
約束通り悠矢と恋人になった明純は、デートのあとホテルに向かうと、彼のまっすぐな気持ちを伝えられて――。熱い眼差しを受け、溺れるほどに激しい一夜が過ぎていく。悠矢から過去に会ったことがある、と告げられた明純は真実を確かめようとするのだが、どこで出会ったのかはどうしても知られたくないようで――?
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ノベル「望んでくれるなら、俺はどこまででも風花を甘やかすのに」
自身の運命を変えようと『社長令嬢』という肩書を隠し自立を図る風花。とある休日、彼女は出先で犯人を追いかける刑事に遭遇する。その刑事はなんと、初恋の人であり憧れの幼なじみ・紫苑だった。流れで家に送り届けてもらう風花だったが、彼女が住むセキュリティ皆無のおんぼろアパートを見た彼は驚愕。あれよあれよという間に、風花は御曹司である紫苑の元に引き取られることとなった。「幼なじみから脱却したい」大人になった彼の蕩ける甘さにときめく彼女の背後には、不審な視線があって……。
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ノベル「――あなたを、私のものにするために」使用人リシャ―ルとの不貞行為の濡れ衣を着せられ、王太子から婚約破棄を言い渡された侯爵令嬢ルティアナ。彼女は確かに、幼い頃からリシャ―ルにずっと恋をしていた。しかし、厳然とした身分差のあるこの国では、彼女の願いが叶うはずもなく想いは過去に捨ててきた。王家からの圧力を受け、その後も決まるはずだったルティアナの縁談は次から次へと立ち消えていく。そんな時、彼女の元へある男から縁談が申し込まれた。相手は、悪魔に魂を売り人の姿さえしていないという、得体の知れない辺境伯で……。
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ノベル「悪役令嬢なのに、愛されるなんて聞いてません!?」
『悪役令嬢×溺愛』をテーマにお届けする、ハッピーエンドお約束のアイリーノベル書き下ろし短編集。現代から転生をする悪役令嬢、入れ替わりの悪役令嬢、はたまた現代へ転生をする悪役令嬢、乙女ゲームの悪役令嬢など、バリエーション豊かなたっぷり11作品でお届けする、極甘ハッピーアンソロジー!
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ノベル水原巴は大手飲料メーカー・間木坂飲料の営業アシスタントとして働いている。ある夜、残業を終えて帰ろうとした巴は、休憩スペースの自販機から鳴り響くけたたましい電子音に気がつく。覗いてみると、そこには間木坂飲料の御曹司でもある営業部係長・間木坂斎がいた。彼は巴を見つけると「手伝ってくれ」と懇願してきた。バグを起こした自販機から缶ジュースが出続け、困っているというのだ。
斎は整った顔立ちと御曹司という立場から社内ではアイドル的存在だが、巴は彼が苦手だった。過去の恋愛によるトラウマのせいで、きらびやかな男性の前では特に委縮してしまうのだ。しかし、改めて対峙してみると斎は話しやすく、お礼を兼ねた食事に誘われると、珍しく巴はその誘いに乗ってしまう。巴は食事だけのつもりだった。けれど斎は言葉の端々で以前から巴のことを気にかけていたことを匂わせ、さらに深い関係へと誘ってくる。彼の言葉巧みな、けれど強引ではないその誘いに巴は……。
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ノベルIRIEnovel100作品刊行を記念した桜旗とうか合本版第一巻!
■合本版収録作品:
合本版1収録
2020年刊行『あなたを抱きたい〜年下ブロンド御曹司に一途に愛されて〜』
2020年刊行『十年の愛を君に捧げて〜お見合い相手は片想いだった幼馴染でした〜』
2021年刊行『強引社長と二番手(スー・シェフ)女子〜独占契約は厨房(キュイジーヌ)で〜』
2021年刊行『マネキンのアトリエで〜原型師の指先は戸惑う柔肌を愛でる〜』
2022年刊行『聖職者は愛を贖う』
2023年刊行『吸血たがらないで旦那様〜美侯爵様との住み込み契約は一日三食夜伽付きだそうです。〜』
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。 -
ノベル「快楽に溺れた女の血は甘くなる。特に処女の血は極上だ」
貧しい村の出のエリーシャは、勤め先がつぶれて突然無職に。働き口を求めて訪れた屋敷では、街で吸血鬼侯爵と名高いユージーンが彼女を出迎える。衝動にかられて吸ってしまったエリーシャの血の味に虜になった彼は、屋敷で雇う代わりに吸血行為を受け入れてほしいとエリーシャに提案する。夜ごと柔肌に痕がつく、住み込み“吸”愛契約が始まった!
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ノベル「ハッピーエンドをこれからも……」
最高に心地良いハッピーエンドをテーマに、「アイリーノベル」は100作品をお届けして参りました。100作分の感謝を込めて、エピソード集を作成!
100作品分のあらすじやキャラクター説明に加え、ノベル表紙にラフギャラリー等がぎゅぎゅっと詰まったIRIEnovel読者必読の1冊です。
いつの時代も望まれてやまないハッピーエンドを、これからもぜひお楽しみください。
<収録作家>
著者:
フォクシーズ武将/小野氏ときよ/日野さつき/桜旗とうか/本郷アキ/花音莉亜/更紗/秋花いずみ/夕日/柴田花蓮/ひなの琴莉/雪宮凛/沙布らぶ/篠原愛紀/ぐるもり/まつやちかこ/さくら茉帆/蒼凪美郷/一宮梨華/望月沙菜/小達出みかん/イシクロ/砂月美乃/霧内杳/みずたま/ハットリタクミ/御子柴くれは/姫沙羅/春宮ともみ/ごろごろみかん。/水田歩/ろいず/江原里奈/さぶれ(順不同)
イラストレーター:
フォクシーズ大使/ゆめゾン/風街いと/まりきち/乃里やな/夢志乃/文月ゆなん/高辻有/桐都/KISERU/Whimhalooo/いずみ椎乃/しおみ凛/立花にっける/唯奈/千影透子/茲助/スズメ柴/ミヅタナシコ/紺子ゆきめ/ちろりるら/ちょめ仔/よしざわ未菜子/カトーナオ/木ノ下きの/haruka/ぼんばべ/時瀬こん/稲垣のん/岡舘いまり/yuiNa/さばるどろ(順不同) -
ノベル「――君に、お願いしたいことがあって。俺と結婚してくれない?」
ウェディングプランナーとして働く睦美は、大ホテルの次期後継者であり睦美の上司、藤嶺から突然おためし結婚を提案される。入社したての十年前、遊び人気質と噂の彼にはじめてをささげて以来、恋愛から遠ざかり仕事ひとすじに生きてきたのに何故!?と頭を抱える睦美であったが、勢いに任せて誘いを受けることになって……?先走りすぎて斜め上を行くポンコツ恋愛初心者の、蕩ける契約結婚生活が始まった――!
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ノベル「どちらかと子を成せ。その相手がこの国の次期後継者となる」
父王と議会に言いつけられた王女ソフィアは、国家を存続させるため、二人の後継者候補と子づくりを重ねることになった。ソフィアにまっすぐ求愛し続ける美形の年下策士ヘイザー。かつてソフィアを捨てて旅立ったはずが突然帰国した元婚約者バルト。
アイリーノベル初のマルチエンド方式で、ソフィアと貴女を三つの結末が待ち受ける、逆ハーレム懐妊計画が始まった。
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ノベルお菓子好きの静夏は、製菓メーカーの営業部で働きながら充実した毎日を送っていた。ある日、大企業の苑矢木商事から静夏直々にイベント企画に関する依頼が来る。そこで静夏の大学時代の先輩であり、苑矢木商事の副社長・苑矢木響也と再会した――。
かつて恋心を抱いた響也との邂逅に緊張する静夏。打ち合わせのあと近況報告をしているうちに、お互いに忘れられない相手がいると知った響也から偽装結婚の話を持ちかけられて……? 割り切った結婚でも彼の役に立ちたいと思った静夏はその提案を受け入れることにしたのだが――!? 「俺はこの関係まで嘘にするつもりはない」 突然、真剣な眼差しをした響也からキスをされてしまい――?
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ノベル久野沙月は決断を迫られていた。憧れのファッションブランド『クロパーチ』に営業職で入社して3年。クリエイティブ職への異動を希望し続けてきたが、社長から「その可能性はゼロだ」と告げられた挙句、転職を進められたのだ。夢のため採用面接を受ける決意をした沙月だったが、社長に勧められた転職先はアパレルブランド大手『イヴエルヴァン』だった。
「こんな大企業に採用されるはずがない……」という沙月の心配をよそに、面接は思いのほか好感触で、その場で採用が決定する。しかし面接の最後に、面接官である副社長の葛西幸孝が、衝撃の事実を沙月に告げる。「俺のこと、まるで覚えてないかな。沙月」 幸孝と沙月は10年ほど前に会ったことがあったのだ。
それは沙月がまだ高校生、幸孝が大学生の頃のことで、当時の沙月は幸孝に恋をしていた。別人のように美しい男に成長した幸孝は、プレイボーイ然とした自信に満ちた態度で沙月に急接近してきて……。
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ノベル「あなたの奥の奥まで、私のものにしたい」右大臣の子息、時柾(ときまさ)は、対立する左大臣の娘小春(こはる)に恋をしていた。不幸を呼ぶ娘と家族に疎んじられ、屋敷の離れで慎ましく暮らす小春の元へ、時柾は足しげく通い詰め、やがて二人は積年の想いを叶え恋仲となる。だが幸福を享受できたのもつかの間。程なくして、小春を帝の妻として入内させる話が持ち上がり……。
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ノベル「結婚をしま……あ、違う。お付き合いを前提に結婚しませんか」
スーパーとコンビニの掛け持ちバイトで貧しい家計を支える千明(ちあき)。彼女の前に現れたのは、一見しただけで住む世界が違うと感じる完璧な容姿の男性、一冴(かずさ)だった。だが彼は買い物ひとつまともに出来ない世間知らずで、店に来るたび名言ならぬ迷言を残していく。超のつくセレブなはずの彼が、まさか自分目当てに店に来ているとは思わず、千明は……。
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ノベル設計事務所でインテリアデザイナーとして働く日下千歳は29歳。何をやるにも、どこに行くにも、一人のほうが気楽だと感じる、いわゆるソロ活女子。今は仕事が楽しいこともあり、恋愛に対しても消極的だ。しかし、リフレッシュ目的に出かけた一人旅行の最中、見知らぬ土地の解放感からか、千歳は行きずりの男性・影雪と一夜を共にしてしまう。その夜は盛り上がったものの、翌朝、後悔に襲われた千歳は、影雪一人を残し、そそくさとその場を後にする。それから数日後、旅先でのハプニングなど忘れた千歳は、いつものように無謀な営業を試みていた。営業先は大手商社である成瀬商事。度々足を運んでいるが、いつも玉砕している相手だ。今回もまた契約には至らず、肩を落として帰ろうとした千歳の前に現れたのは、影雪だった。なんと影雪は、成瀬商事の社長だったのだ。あの夜のこともあり影雪とは二度と関わりたくない千歳だったが、影雪はそうは思っていないようで……。
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ノベル『禁忌の愛』をテーマに上下巻総勢10名の作家陣が贈る、珠玉の書き下ろし短編集。巻末にはラフギャラリーを収録。禁じられるからこそ激しく燃える、様々な形の愛をお楽しみ下さい。
■上巻収録作品:
『その太陽は私のもの』(日野さつき)
『罪の花』(柴田花蓮)
『都合のいい夢をあなたと』(イシクロ)
『先生あのね』(小達出みかん)
『年上世話係の一途な禁断愛』(ひなの琴莉)
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ノベル「あなたが気持ちを自覚するのを待ってたら、結婚できなくなりそうだ」
大手ジュエリーメーカーの営業部主任、美穂乃は、上司の電撃結婚を機に慌てて結婚相談所へ向かう。だが披露宴で出会った年下の男、諒一に知られ、彼と関係を持ってしまう。「都合良く呼び出すくらいでいいよ。婚活も自由にしていい」つまりセフレってこと?
三十三歳の私に、そんな遊びを楽しむ余裕はないのに…ジュライトジュノー三部作、完結編!
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ノベル「この先も知りたい? 僕は本気の恋をしないけど」
加賀見商事会長の孫娘、幸は、大手ジュエリーメーカーの敏腕営業部長赤山に恋をする。勢いと祖父の権力に物を言わせ、赤山の部下として勤め先に入り込んだ幸。だが軽薄男を自称する赤山との恋は、世間知らずな幸にはどうしようもなく蠱惑的で、そして遠かった。彼を本気にさせるなんて、できないのかもしれないけれど……お嬢様の初めてのお仕事と、初めての危険な恋が始まった。
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ノベルいつか憧れの化粧品ブランドのパッケージデザインを担当したい。そんな夢を懐きデザイナーとして働く真澄は、2歳年下の営業部社員・祐太郎からアプローチを受けている。しかし祐太郎はハイパーイケメンで、社内でも人気者。だから真澄は、冗談として聞き流し続けていた。そんなある日、真澄の誕生日当日。早々に仕事を切り上げ、憧れのコスメブランドの新作を買って、ちょっとおしゃれな店でワインを飲んで、一人誕生日を祝う予定でいた真澄。しかし、急な仕事で残業が確定。時間を忘れて仕事に没頭していると、一息ついたタイミングで祐太郎が訪ねてくる。彼は真澄の誕生日を知っていて、プレゼントを用意してくれていたのだ。しかもプレンゼントは、真澄が憧れているコスメブランドのリップ。「こんな高級なものはもらえない」と驚く真澄に、祐太郎は「いま塗ってみてほしい」と懇願してくる。根負けして塗って見せた瞬間、祐太郎の唇が真澄の唇に触れて……。
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ノベル「泣くな。君は私を殺すために来たのだろう?」
ギルノクス神聖王国の長い歴史にあり、最も崇拝される王となった最高司祭アレクシス。空虚な信仰の虚しさの中、幼馴染だった少女マイラとの再会を待ち望んでいた。だが彼女はアレクシスの命を狙う復讐者として、再び彼の前に現れた。捕らえたマイラにアレクシスは、情事の間であれば自分を殺す機会を与えると持ち掛ける。この世で一番大切な人を、もっとも粗末に抱く瞬間が訪れる。
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ノベル「秋希……、ずっと俺のものでいて」
大手ジュエリーメーカーのデザイナーの秋希は、同じジュエリーデザイナーの修哉と、お互いの作品の試着会をする良き仕事仲間だった。だが結婚目前の彼女と別れたという修哉から、大人の慰め方をしてくれとせがまれる。七年の間密かに抱いてきた彼への想いを抑えきれず、秋希は彼を受け入れてしまう。御曹司の彼となれる関係なんて、よくてセフレだとわかっているつもりだったのに――。
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