レビュー一覧

異常に美化されていない男っぽい新選組。隊士がみんなキャラが出来ているしこの先の話が楽しみです。るろうに剣心が好きな人はあまり楽しくないかも

絵がリアルというか、独特というか…最初は苦手だったけど読んでく内に臨場感溢れている作品だと感じました。

新撰組を取り上げた作品は数々ありますが、この作品は秀逸。隊士一人ひとりの人物像を丁寧に描いてくれてます。

新選組が好きなので、楽しく読めました。沖田総司の取り上げ方が他の漫画と違っていて、新鮮に感じました。

おもしろかったです。維新のマンガは読んだことありますが、こちら側からは新鮮な感じがします。

芹沢との戦いで抜けた沖田総司が覚醒するところを見ると、人の成長には壁が必要でそれを乗り越える所に大きな意味があるんだろうなと思う。

新撰組ものなので期待したのですが、あまりに歴史考証がなっていないと、漫画とは言え流石に白けてしまいます。例えば、第一巻に出てくる切腹の介錯ですが、江戸時代も中頃までには腹に刀を刺すどころか、刀に手を伸ばした時点で介錯するのが作法でした。それ故、抗議の意思を示す為等で実際に腹に刀を刺したい場合には、予め介錯人にその旨を伝える必要があった位です。

エンディングがわかっている歴史ものなので、全巻読む気にはなれなかったのですが、それでもキャラクターの個性が良くて絵も綺麗で読みやすかったです。

歴史上の人物を描くのは難しいと思いますがなかなか面白いかな。作者の画風も好き。でも歴史は変えられないので全巻購入するほどではありませんでした。

１７巻の最後でお梅さんを殴った芹沢先生の気持ちが凄く分かる。やり過ぎだけどね。１８巻で刺客に囲まれながらも傷ついたお梅さんに言葉をかける芹沢先生！カッコ良過ぎます！格が違いすぎて新選組ごときに収まりきらない自由さを持った男だからこその悲劇！男前すぎる！ここまで刹那的に生きてみたい！頑張れ芹沢先生！江戸の連中なんか蹴散らしてしまえ！