レビュー一覧

40越えたおっさんおばさんが当時を懐かしむ　ただそれだけの漫画　島本節が受け入れられない人には☆１も付けれないと思います

正直ロボットアニメとか詳しくはわかりませんが、主人公がすごく性格良いです(フィクションです)台詞のやりとりの熱さが良い(フィクションです)そうそうたるアニメの第一人者達がどんなモチベーションで現在に至るかの過程も知れます(フィクションです)実写ドラマもすごくよかったのですが何しろ主人公周囲も豪華でツボ突かれていろいろ大変(フィクションだそうです)漫画アニメ好きなら世代関係なく楽しめる作品です

1980年代の貴重なドキュメンタリーです。著者にはいまだ20才の血のたぎる自分自身が内側にいるんですね。わたし自身は生きた時代やっていたことも違いますが、こういう悔しさって理解できる、身に覚えある〜と共感しつつ読みました。わたしは女性で別ジャンルの芸術系大学出身ですが、「とにもかくにも上を目指してがむしゃらだった」という生き方をした人は、性別も時代も超えて、同じ青春を味わうものかもと思いましたです。

絵柄は古いですがストーリーに引き込まれます。一気に読んでしまいました

どこかズレた熱血ギャグマンガを描く島本和彦氏が織りなす実録マンガ第三弾。同作者の「燃えよペン」・「吼えろペン」の前日譚となる自伝マンガであり、作者の１０代からの青春ストーリーを骨組みとして８０年代のマンガ・アニメ事情と周辺人物の偶像劇へとまとめています。あの時代の空気が懐かしい人向けかつ小学館・サンデー系の裏事情の描写が多い為、ジャンプ派やマガジン派にはイマイチに映る点と、前作吼えろペンでｄｉｓっていた富士鷹ジュビロへのイジリを、より強烈にする事で名誉棄損と取られてもおかしくないレベルであだち充・高橋留美子両氏への強烈なｄｉｓりの作風へと昇華させています。なおｄｉｓり内容はいわゆる「プロレス」ですので両氏のファンの方は真に受けて憤慨しないように♪この点も含めての「島本節」ですので若い読者には受け入れられない事が多々有り、事前情報としてドラマ化された映像を見てからの鑑賞をお勧めします。

ドラマを見てから原作を読みましたが、絵柄も苦手、エヴァンゲリオンなども見たこと無いので物語の背景も良くわからないのにもかかわらず、若者にありがちな自意識過剰な思想や行動が面白くてグイグイ引き込まれて全巻読んでしまいました。ドラマでは漫画家を目指す話までで終わっていますが、個人的には16巻くらいからの漫画家としてデビューしてからの葛藤部分や、無責任な大人のアドバイスなどが面白く、今後も楽しみです。

島本さんの漫画とアニメに対する強烈な愛がさく裂していて感動しました。永井豪風のホノオ君のくそ真面目な画風でのピントのズレ方とか自虐ネタとか全速力感がハンパないです。私も同じ時期に漫画、アニメを見ていたので奇面組やめぞん一刻が出た時の衝撃等、昔を思い出して感慨深かったです。

現在アニメ界で活躍されているクリエーター達の過去がおもしろおかしく描かれていて、フィクションと書いていますが、妙に納得してしまう作品です。

すごい先生方の青春時代の過ごし方がよくわかります。

時代は変わっても理想と情熱はいつの世の中にも受け継がれていくのだなと実感しました。