レビュー一覧

ダメでした。攻のグズグズ具合と受のグズグズ具合か全然合いませんでした。ハッピーエンドといえばそうだけどその過程が酷かった。

とても好きな作品。でも他の方のレビューにもあるように痛いシーンがあります。かなり嫌なタイプのヤツです。でもそれを上回る良さはちゃんとあります。長次郎は当時のお坊ちゃんにしては随分マシな性格だと私は思うのですが、彼の愛情表現が下手くそすぎて誤解を招き、受が酷い目に遭います。そこは本当に辛い。辛いけど、長次郎から巴が逃げた本当の理由、長次郎の初めて本音を吐露するシーンでドッカーンときます。何回読んでもクルものあります。でも本当に痛いシーンは痛いので、そういうのに耐性のない方には向かないかもしれません。でもそれを乗り越えれば、長次郎の名前の由来だとか、随所に名脇役たちが控えていたりだとか、いろいろと深みのある作品。私はかなり好きです。

こういうのを病み系というの？いい年した腐のわたしはわりとすんなり読みました。昭和三十年代といいつつ主従関係は戦前の色を残した家って感じですね。代々って感じなので旧華族かな黒川家。横暴で言葉の暴力はあるものの殴る等はしていないんだよね。レイプはしているけど。主従関係ものをみればどれも主は従に横暴なもの。話の時代や設定を考えると主の我がままも違和感がない。だから病んでいるってかんじではないと思います。でも主の気持ちを描写していないので非常にわかりづらい。犬はキーワードですがあれだけでは通じないですよ。また従も離れられないとかいいつつ黒川兄の登場で安易に離れているし。その後の出来事は可哀そうですがさらにその後は駆け足感が否めない。ここをどうするかがこの話のキモだと思うのに。「私の側を離れることは許さないといったはずだ！」という王道の言葉のあと屋敷に連れ帰ってジワジワとお互いに自分の感情にきづき〜〜ってすすめてほしかったなぁ。優しくしたいのに優しくの方法がわからない主とオドオド感がなくなり黒川兄に対抗すべく健気に主を支えようとする従…て感じがわたしの希望でした。でもなかなか読みごたえのある話でしたので星４つで。

ハッピーエンドと言っていいんでしょうか？(´`:)　受けの目が悔しい！　あの工場の男達やきっかけを作った長男もムカつく！　受けを傷つけた彼らに納得の仕打ちがみれなかったんで、モヤモヤが残ります(。>ω<。)

暴力やレイプがあったりで、読み返さないです。ハピエンでいい友達も出てきたけど。後味良くするためちゃんと幸せになった10年後とかもほしいです。

巴が不憫すぎ…。最後はハッピーエンドだったので救われましたが。しかし、巴がご主人好きな理由が…うすすぎません？子供の頃仲よかっただけで、好きでいられるかなー酷い扱いのが期間長いのに…。もう少し、ご主人好きのエピソードが欲しかった。巴の気持ちに今一つ同感出来ない…島くんと結ばれた方がハッピーになれた気がしちゃう（笑）

目が潰れたり、娼婦的な仕事させられたり、結構胸糞悪くなるシーンがあって辛かった。でも巴が車から飛び降りて死んでしまおうとするのを、長次郎が一緒になって飛び降りて止めたコマで割とチャラになった。長次郎の考えや気持ちが読者にも分からなくするのに力を入れすぎて、「まあ好きなんだろうけどあんま伝わってこないな」という感じ。だから気持ちが通じ合った時に「え急に？！」となってしまった。主従関係の場合は攻め側の気持ちも受け側の気持ちも、読者には分かるように進んでいくように作れば少しはよかったと思う。

ネタバレ注意です。受けは美人で攻めはかなり俺様のお話なんですが攻めの受けへの想いが歪んでかなり分かりにくいです。受けは攻めから逃れ 偽名を使い工場で住み込みで働くようになりますがそこで働く若い男たちに強姦されます。しかしここを出ても食べていけないという思いからひたすら男達へ体を差し出す日々を送り ある日受けを探しだした攻めがその場を訪れそんな生活は終わりを告げますが 受けは最初に強姦されたときの暴力で右目をけがしており攻めに助け出され手厚い治療を受けたものの右目は失明。かなり後味の悪いお話で もともと私は輪姦モノは嫌いなので購入を後悔しました。攻めの感情にも感情移入できないし受けも攻めも離れている間 受けが受けてきた性暴力に対してあっさりしているようなラストで暗く浅いストーリーです。唯一 嶋くんはいいキャラで好感がもてました。

私には、病み系にしか受け取れず、そこまで表現しなくても・・・と思い、無理でした。

人によって好みが別れる作品です。強姦されるシーン等があるので、そういった物が苦手な方はやめた方が良いかと。そのような辛い描写は有りますが、個人的に私は好きです。命がけで人を愛する姿もグッときます。もっと話に厚みが欲しい部分や、画力がもっと上がれば、、と思う部分が多々ありますが、ある意味これからも楽しみな作者さんです。