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樋口美沙緒ファンには是非読んでいただきたい。受けは先生お得意の薄幸受け。攻めは執着ちょい狂い系。切ないのがたまらなくいい感じ。描写が丁寧で引き込まれます。
イギリスのパブリックスクールに特有の貴族文化に突然巻き込まれた日本人レイと、その子を自分なりのやり方で守ろうとするエド。なるほど、執着攻めと健気受けということで人気があるのも分かるが、私にはとにかく受けの周りの見えていない馬鹿さ加減に腹が立ったため低評価とさせて頂いた。健気受けでも、受けなりの信念があって堪えているのならば理解できるが、こちらの主人公はサンプルを読めば分かるように、ただエドがそう指示しているからその通りにしているのであって、自分の意思がなくただ振り回されているのを自虐的に考えている。心情、風景描画や特に挿絵(レンタ版だとないようだが)は素晴らしく、寮生活の耽美的な一面が見えたのと、攻めに関しては文句なしだったので一応星2。
「風と樹の詩」「アナザーカントリー」「モーリス」・・・ 頭の中で多種多様な美少年と美青年が、走馬灯のように駆け巡りました。読み出したら止まらなくて、続編が待ち遠しいです。
本編は2巻で完結、の前提で読み始めるべし。正直、前半は母親の呪いにかかってる受けの礼くんを読むのがしんどかったです。親から受け継いだ思想が現実を生きるための害悪になってる。それが長い。確かに素晴らしい捉え方だし、後半で愛し続ける方法を理解する、人生で稀にある真理を捉えた感覚もわかりはするんですが。いやー、絵の才能あってオーリーに声かけてもらえた幸運がなければ不幸にしかならないです。ごく普通の人は真似したら痛々しい結果にしかならない悲しさがありました。一貫したテーマと優れた技量なので最後まで読み進みました。それだけで星4ぐらいの実力ですが、再読は悩ましいところ。ティーンの頃ならいいけど、社会人10年を超えた年代、自分の人生は自分で幸せにする責任と意志を持った身からすれば、そんな生き方するなとたしなめたくなります。BLを読む、よりBLを通したテーマを読むタイプですね。オーリー、ジョナス、ギルといった周りがすごくいいです。うまい。特にテーマとあわせて好ましいのは礼の心が幼くてまだ狭すぎる、そして広くなると理解してるオーリーの寛容さでした。3巻は個別にレビューあげます。
初作者さんでした。私の愛する英国が舞台、しかもパブリックスクールという事で読み始め、レイ(受)の薄幸に貴族たちからの虐めと蔑み… 物語と分かっていても「そんな人たちばかりじゃないのにぃー!いい人たちも沢山いるのにぃー!」と思いながらも、レイとエド(攻)の気持ちのすれ違いに切なく、10代の不器用さにまた切なく、気付いたら続編まで一気読みでした。 この作者さんの他の作品も読んでみたくなりました。
久々自分好みで満足。安定の執着攻め。受けのレイは若干ナヨった感じが好みではなかったけど。レイは母親を亡くし唯一の心の拠り所の攻めのエドに依存(恋?)して、一見、傍若無人なエドの言われるがまま孤独に過ごす中、レイの長所を見つけてくれたオーランドはエドと対照的で魅力的。オーランドとの出会いで、レイの狭い世界観が徐々に広がって行く丁寧な描写が良かった。後半待ってましたの俺様攻めエド。最後まで集中して読破。続きがあるようなので楽しみ。
作者買い。大人気シリーズなので少し期待しすぎてたかも>_< 幸薄健気受けは大好物なのですが、攻めとの約束(それがどんなに理不尽な約束だったとしても)破る受けは苦手です。しかも今回は受けを守るための約束だったし…。あと、受けは12歳から時が止まっているという表現があり(考え方等)、見た目は13歳とのことなので、ショタ受けが苦手な人も要注意です。でも樋口先生のお話の流れとかは好きなので、なんだかんだで星3です。
BLパブリックスクールの王道ですね。薄幸健気受けにエリート執着攻め。途中で受けの不幸さと悲観さに大丈夫か!とはらはらしましたが、気持ちを立て直していく過程がしっかり書かれていて良かったです。好みのCPだったので高評価ですが、受け君の性格が合わないと読みにくいかもしれません。
樋口美沙緒先生はデビュー前から好きです。良くも悪くも、「常に」俺様攻×健気受+家族愛について書かれる作家さん。今回もいつもの樋口作品です。初めて樋口作品に触れる方にはオススメ。今まで樋口作品読んでて、どうも気が合わなかった、という方にはオススメできません。通常運転なので(笑)
とても面白かったです。主人公の境遇が可哀想で、この手の設定はうっかりすると70年代の少年愛漫画っぽくなると思うのですが、いい意味でそんな香りを残しつつ共感を持てるキャラクターになっていました。また映画、アナザーカントリーにでてくるパブリックスクールがとても印象に残っているのですが、そこに出てくる風景がありありと目に浮かぶような素敵な描写でした。
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樋口美沙緒ファンには是非読んでいただきたい。受けは先生お得意の薄幸受け。攻めは執着ちょい狂い系。切ないのがたまらなくいい感じ。描写が丁寧で引き込まれます。