レビュー一覧

梅鴬撩乱に続いて読ませていただきました。赤禰と高杉、二人の行き着く先が切なくて苦しくて、それでいて互いにかけがえのない相手だったのだということも伝わってきて……。色々な立場の人たちを纏めあげることの難しさなどは奇兵隊にも新選組にも共通したことだったのかな、などとも考えさせられました。視点が面白かったです。シリーズ全て読みたいと思います。

幕末の歴史を人間味あふれる感じで描かれていて面白い。

なんかいまいち入り込めませんでした。テンポが子のみじゃないです。

「梅鴬撩乱」と「疼く春」と同じく高杉晋作と赤城武人のお話です。でも「梅鴬撩乱」と「疼く春」は絵の線が細くて少女漫画風ですが、こちらの「太陽を落とした男」は線が太くて青年漫画風。顔も随分大人っぽいです。内容も恋愛ではなく歴史メインな感じ。続編では無く、同じ人物を題材にした別の作品とみるべきですかね。でも3作品とも晋作は髪の色が薄く、武人は黒髪なので全く別作品と言う訳でもないのかな？

歴史物は好きだけど、絵もストーリーの雰囲気もレディースコミックと言うよりは青年誌のように思えます。新選組とか高杉晋作とか好きなんだけど、あまり絵が好みではありませんでした。

この作者には珍しく、上士の出身で身分秩序維持の為奇兵隊を自ら解散させた、史実通りの高杉像に基づいた作品です。読み応えがありそうですが、新撰組は元々勤皇派で、その中で佐幕や公武合体等に別れていたのであって、勤皇と佐幕が矛盾していなかったことが理解されていないのが残念です。

表紙は好きだったのですが、本編の絵が好みではありませんでした。

渋さがあって、男よりな話かな？と思います。でも熱さがあって良かった！

女性向けじゃない感じ。メンズが読んだ方が楽しめるかも。

幕末ものでよかったけどもう少し有名どころが出てきてほしかったです。ちょっと渋めな内容でした。