レビュー一覧

不思議なお話で、絵柄ともあっていていい雰囲気です。時代的にも好きな設定です。

時世が移っても人の心や想いはさほど変わらないものだなと思いました。主人公の人と人でないものへの心馳せが伝わる良い作品です。過去が夢なら現世も夢、感慨深いです。

十何年来のファン歴です。怪しい雰囲気なストーリーと絵はこの波津先生の右に出る方が居ないのではないかしら、と思います。

昔から好き。この作家さんの作品は品があって面白い。

色気のあるお話で、これはこれで楽しめます。陰鬱な中にも生を感じられるというか・・｡時折読み返したくなる、しみじみとした良いお話ですけどちょっぴり切なくもあります。

ミステリアスなお話でちょっと恐いです。 8スタンプはちょっときつかったけれど内容は読み応えがありました。短編集だったので今度はこの作者のもう少し長い作品が読んでみたいです。

アワイに住む怪と一定の人間との交錯する時代はやはり江戸から明治、大正期の町や生活に合いますね。日本家屋が持つ内と外の曖昧な境での陰影は、西欧家屋のクッキリとした光の境界とは違い、寂しいような涼しような闇に思えます。いずれにしても波津彬子先生の作品らしい、穏やかだけれど深い情感をしみじみ感じられる作品です。

主人公がこの作者さんの作品では珍しくけっこうな色男です。母親も不思議な人だったせいか、主人公も不思議な力を持っています。いい人だとは思うけど、他の作品の主人公より共感が持てなかったので星4つにします。

作者さんの絵と、独特の世界が大好きです。この世とあの世の境目にこの宿があるかも知れないと思わせてくれます。ゾクッとしながらも読み進めてしまいます

ある宿では亡くなった会いたい人にあえるという噂があって。この宿のご主人はけっこうな家のご子息で、その後も不思議なことがいろいろ起こります。ヒョウヒョウと解決していくというかかわしていくのがおもしろいです。