レビュー一覧

なんだか長すぎてよくわからない。悪役は結局どっかいい人だし。似たような人ばっかり出てくる。エンターテインメントとしては面白い場面もあったけどどっち向いてもイケメンばっかで見分けがつかん。イケメンインフレ。

懐かしい。連載当時、すごく好きでした。久しぶりに読んでもぐいぐい引き込まれていきますね。神話の時代と現代を繋げたファンタジーだけどミステリー要素もあり、という感じで、今読んでも面白いです。

この作品はバナナフィッシュとも互角だと思います。主人公の青年が、尊いです。美しいです。ストーリー展開も緻密だが、じっくり読めるし、最後の方の主人公は、神がかってますね。ストーリー　絵共にレベルが高いです。

日本最初の和歌であるアマテラスオオミカミの弟、スサノオノミコトが詠んだ「八重立つ　出雲八重垣　妻ごみに　八重垣つくる　その八重垣を」がとても大きな意味を持ってくる漫画です。闇己という巫子の少年が主人公にあたり、念・悪霊・気などと戦います。それにあたって7本の神剣が巫子の力を高める役割を果たすのですが、物語が始まる前、第2次世界大戦中に、1本を残して盗まれてしまいます。そして、49年に1度の神事が行われている期間中に1人の少年が闇己のもとに訪れます。それが、七地です。七地は多少若く見られることはしばしばありますが、大学生で、演劇部に所属しており、北野先輩らと新作の舞台の地を下見しに来るとともに、彼の祖父の時代までは鍛冶屋を営んでいたこともあり、彼を祖父の形見である1本の剣を神社に奉納しに来たのです。なんと、その剣は何十年も前に盗まれた家宝の神剣だったのです。また、七地は闇己と兄弟以上に深いつながりがあり、この2人から目が離せません。私の個人的なおすすめポイントは、巫子とは女性でも男性でも、神でもない存在らしく、闇己くんが憑依され、普段とは全く別の存在になるシーンは最高です。(もともと闇己くんもそのお姉の寧子さんの超美人でクールな人間なので）また、闇己くんと七地の凸凹コンビも見ごたえがあります。結構、闇己が自分の育ての父を一族の伝統から神剣で殺すシーンや、七地の先輩とその恋人が悪霊や念を怒らせて同化し、行方不明になるなどきつめのシーンもありますが、人々のロマンスや気や念といった私たちの暮らしからかけ離れた世界のことを描いているので更に引き込まれる素晴らしい作品となっています。話が進むにつれて、七地の妹や闇己の家族のことにも触れられるようになり、面白さがさらにアップします。七地と闇己の出会いこそ、闇己の思い込みからちょっとひどいものですが、心を家族と七地以外には開かない闇己と、嘘も簡単に信じてしまうほどのお人好しで心がとても広い七地(妹に嫌味を言われてもスナック菓子の袋を投げられても「いっかー。」という感じで許してしまうくらい優しい。）は次第に互いにとってかけがえのない存在へとなって行くところも見所です。話自体は1990年代に書かれており、絵も多少古いなーという印象は受けるかもしれませんが、内容はとても面白いです。第10巻まであり、2018年には続編も出されています。

　おすすめします！この作者さまの作品は面白いものが多いですが、その中でも代表作の一つです。孤高の闇己の闇に落ちていきそうな弱さを、それと気づかず支える七地。この２人の関係性がとても良いです。ラストは、「今までの神剣集めって何だったのか？」と思わずにはいられませんでしたが、それでも星５つです。１話１話がとても良かったので。

一気に全巻読みました！日本の古代史と交差させての物語でしたが、とてもよく練られていて読み応えあり！エンディングが私的には…てとこもあったけど、トータルで大満足な作品です。この著者さんの他の作品も大好きです。

少女漫画とは一線を画している作品です。人の業というか、かなりドロドロした展開にも関わらず、七地さんのお人よしさで光が差すお話。言葉が拙いので説明できませんが、読んで損は無いと思います。

樹先生、昔から大好きで追いかけている作家さんのひとり。非常に見せ場をつくるのが上手く、盛り上げ方も秀逸だと思う。しかし、この作品はどうにも風呂敷を広く広げ過ぎて、回収できなかった感が強い。たくさんの能力者を集めてチームみたいになったはいいけど、そのチーム力を発揮することはなかったし、なんだったんだ？感がつよい。面白い題材を扱った漫画だったのに残念。何か起こるぞ、何か起こるぞ、ってワクワクさせるだけさせて、大してなにも起きなかった作品だ。

壮大かつ深い内容。バディものが好きならばマストで読むべし。彼らの美しく切なく暖かくかつ複雑な思いと深い絆に癒されます。美しい。全巻一気読み推奨。永遠の名作。

昔からある有名な作品ですが、始めて読みました。とても面白かったです。