レビュー一覧

両親・妹以外の親族の酷さと言ったら… お祖母さんを筆頭に旧家に巣食う魑魅魍魎たち。きっと斎希が旧家で受けた扱いの修正で立ち止まったり後ろ向きになっても岩井が「斎希ちゃん、ダメ！こっち！」と引っ張ってくれそう。笑

妹の代わりに男嫁でいいんですかね。幸せそうでよかったけど。

受け攻め共に思考回路がイマイチ理解できない所があって…自分の読みが足りないのかもですが、そのせいかイマイチキャラが好きになれなくて…しかも攻めが以前は10人同時に付き合うほどチャラかったとか余計に…(･_･)最後はハピエンで良かったけど、虐待してた奴らにはもう少し何かあってほしかった…。

行かれてるとしか思えない祖母や親戚達に虐げられてきた主人公が、卑屈で現実をみようとしないので、魅力的ではなかったし、ちゃらんぽらんな言動が多すぎて、かっこよく思えなかった攻めは残念な人で終わってしまいました。

斎希くん不憫代表みたいな境遇です。祖母や親戚達の自己中な閉鎖的な家でただ犠牲になってます。妹の身代わりで岩井の元に嫁がされますが、岩井で良かった。軽い見た目に反して冷徹な中身の男ですが斎希を懐に入れてからは頼りになります。お祖母さん達の事も片付けてざまぁーしてくれたし、これからは優しく溺愛してくれるでしょう。妹も守ってくれる人と結ばれて良かったです。

祖母と親族たちの酷さに本当嫌な気持ちになりました。でもそんな酷い環境でも受くんも妹も本当良い子に育ってそれが救いですよね。攻がチャラかったというのがちょっと私にはあれでしたが(笑)でも良い話でした！

受けも、その妹も実家を出れて良かったです。ダークな部分が多いなかハピエンでホッとしました。読み応えのある一冊です。

攻めが酷い人かと思ったら酷いのは受けの親族の方だった。時代錯誤な因習に囚われた人たち。狭い世界で強制されると怖いですね～。