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最初のうちはなぜセリウがヤエに惹かれたのだろうと。しかし二巻以降も読むとその理由がわかってくる。いや…わかった気になる。だいたい人が何かに理由をつけたがるのは、こういうことなんだ、と納得し安心したいからで、それも真実かどうかは謎のままなんだけれども、自分の中で決着をつけたいものだなとシミジミ思う。この物語は登場人物がかなり自分の心の中と向き合っていて、こんなに吐露しなくてもいいのに…何度もそう思った。痛い。少しぐらい誤魔化して、見ないことにして明るい気持ちの持ちようの真似事をしてもいいのに。本当のことを見続けるのがそんなにいいことか?なんて感じる。だがこの中で最後まで自分と向き合わなかったヤエは自分から命を絶ってしまう。作者は厳しい設定を課しているなあ…。台詞回しにしても、登場人物が語る感想にしても、実はかなり気を遣っていると思う。つまり断罪をしないよう言葉を選んでいる。死の瞬間をやり過ごせるかどうかは運なんだ、なんとかやり過ごしてほしい、という言い方をする。何も起こっていないときに何かに気づくのは難しい,とかも死に至る選択を選んだことを断罪しないように意識していると思う。漫画の中でもリアルの世間でも、事件が起こればなんとかその理由を見つけたがるけど本当のことはなかなかなわからない。この漫画は、周りにはなかなかわからないものだよ…、ということを言っている。ただ起こった事実は気持ちが暗くなるし、これからの幸せな未来も師事されないから後味は悪い人が多くなる漫画だろうなあと思った。好きとか嫌いという分類では好きな漫画では無い。爽快にもならない。でも胸くそ悪いというのとも違った。心の本当の声に向き合いすぎるのが辛い、とは思った。そう、辛い漫画でした。
読むと傷つきます。なのに読んでしまう。胸糞悪いのに、つい引き込まれてしまう。不思議な作品です。好きか嫌いかで言ったら嫌いなんですが、この作品を嫌いと言うことすら、この作品に振り回されてる気にさせられます。
とがったパーソナリティを持つ女性と、まんまと振り回される周囲。取り込まれる犠牲者の主人公。心理学の授業を受けているような読後感です。
2巻があまりにもすごい。躁鬱病の人が周りにいるものとしては、ショッキングな展開ながらも、どこか確実な希望をもらえる話だった。2巻の後に読む1巻の彼女の笑顔の眩しさ。「あの人はたしかにいた 今はもういない」のコマで何度でも泣いてしまう。
それこそ主人公と同年代ぐらいのときに初めて読みました。そのときは何だか暗い、合わないなという感想を持った覚えがあります。なんとなくここでのレビューが目にとまって、電子書籍で再読したのが15年後の今。あぁ、こんなに感情をつぶさに表現していたすごい漫画なんだなと考えが変わりました。ハタチでは全く理解できなかったヤエの気持ちは、いい大人の入口に立つ自分にとって何とも眩しく、目を覆いたくなるような青さが漂っています。思った功績が得られず就職活動もうまくいかない。しかも本人にも落ち度があったり、頑張りが足らないところもあって、でもそれを認められない。そんな誰もが通る挫折を乗り越えた先に、きっと彼女なりの表現があったと思うんです。でもその挫折を受け入れられないこともよくわかる。そこを越えられるかは、確かな支えがあるかないかですよね。理解者である妹がいても、傷つけ合った芹生がずっと心配していたことがわかっても、支えではない。支えはそんな風に誰かでもよかったし、自己肯定感を家庭で育めるなら自分だけで乗り越えられることもあったと思います。そんなヤエの結末には、親の責任が非常に大きい。離婚が悪いことではなくて、子どもが子どもらしくいられる家庭ではなかったんだろうと想像しました。親といえば、2巻のヒロイン?である澄緒ちゃんの母ちゃんはどうなんでしょう。自分の行いの尻拭いを甥っ子にさせていいんでしょうかね。長くなりましたが、総じて読み応えのある話でした。
とても好きな作品。とはいえ、ショッキングな内容ありで、読む際には体力が必要です。ヤエの性格はまさに「オンとオフしかない奴」であり、それがあの幕引きにつながっていくと思うと悲しい。登場人物のセリフが生々しく、自分もその場にいるような気になる。
たまたまネットを徘徊してたら本作品にたどり着きました実は単行本は既に持ってるんだけど、どこにしまったのか分からないし今すぐもう一度読みたいしで、再度購入。再度購入したのは、本作品が「とても良い」から。うん、良い作品だった!!!
15年ぶりに読み直し。当時も衝撃を受けたけれど、今読んでもハッとくるシーンが多々ある作品だった。一読をオススメします。
面白いです。続きが気になってつい借りて読んじゃう。
身近にいたら本当にうざったい真正な自分勝手さで、主人公も友人たちも巻き込んだ彼女のハチャメチャな生と、死。古風で、ありがちな作品を読んだ気もする。再読はしないかな。
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最初のうちはなぜセリウがヤエに惹かれたのだろうと。しかし二巻以降も読むとその理由がわかってくる。いや…わかった気になる。だいたい人が何かに理由をつけたがるのは、こういうことなんだ、と納得し安心したいからで、それも真実かどうかは謎のままなんだけれども、自分の中で決着をつけたいものだなとシミジミ思う。この物語は登場人物がかなり自分の心の中と向き合っていて、こんなに吐露しなくてもいいのに…何度もそう思った。痛い。少しぐらい誤魔化して、見ないことにして明るい気持ちの持ちようの真似事をしてもいいのに。本当のことを見続けるのがそんなにいいことか?なんて感じる。だがこの中で最後まで自分と向き合わなかったヤエは自分から命を絶ってしまう。作者は厳しい設定を課しているなあ…。台詞回しにしても、登場人物が語る感想にしても、実はかなり気を遣っていると思う。つまり断罪をしないよう言葉を選んでいる。死の瞬間をやり過ごせるかどうかは運なんだ、なんとかやり過ごしてほしい、という言い方をする。何も起こっていないときに何かに気づくのは難しい,とかも死に至る選択を選んだことを断罪しないように意識していると思う。漫画の中でもリアルの世間でも、事件が起こればなんとかその理由を見つけたがるけど本当のことはなかなかなわからない。この漫画は、周りにはなかなかわからないものだよ…、ということを言っている。ただ起こった事実は気持ちが暗くなるし、これからの幸せな未来も師事されないから後味は悪い人が多くなる漫画だろうなあと思った。好きとか嫌いという分類では好きな漫画では無い。爽快にもならない。でも胸くそ悪いというのとも違った。心の本当の声に向き合いすぎるのが辛い、とは思った。そう、辛い漫画でした。