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漫画として・・・一つの作品としては、アリなのかもしれない。レビューで、「イジメに関わる子供達の心情がリアルに描かれている」というようなご意見が多いようですが、たしかに"加害者"側の動機や心情、葛藤、懺悔の気持ち等はリアルに描かれています。しかし、被害者側おいては全くリアルさを感じませんでした。加害者である主人公及び周囲の同調者に対し、あまりにも都合のよいように設定されすぎ。作者の方は子供時代、おそらく、どちらかと言えば加害者側の立場にいた人(イジメを知りながら傍観していた人含む)なのでしょうね。全部読み終えてから「始まり」を辿っていくと、結局、発端は主人公の女の子(障害者)?イジメに関してよく言われる、「イジメられる方にも原因がある」という意見を全肯定してしまっている作品だと思います。「耳が聞こえない」という設定を上手いこと使って。実際に作品に描かれてるようなイジメを受けた、或いはもっと酷いイジメ被害にあってきた者達からすれば、まるで"非現実的"なストーリーと感じるのではないでしょうか。経験者なら、被害者側の心情の描き方が、空想上で描かれたもの=加害者・傍観者の後悔と懺悔の念から生まれた妄想でしかない、ってのが丸分かりですから。リアルに迫ったようで、肝心なところが都合良く誤魔化されている感が強かったのでこれしか星つけれませんでした。ごめんなさい。
ずっと書店で気になっていたものを発見してすぐに全巻買いました。単刀直入に、私はこの中の登場人物が全員嫌いです。なぜかって、リアルだから。とてつもなく現代のリアルをそのまま書いているんです。胸糞悪い。ただ、だからこそ読まなきゃいけないなあとも感じました。障がい者、ましてや子供同士。いじめや偏見がごろごろと転がっています。そしてそれを見てみぬふり、面白がり、最後だけ泣いて手をさしのべる大人たち。どこをどうみても希望なんてない痛々しい話です。だからこそ、そこから這い上がる姿に涙しました。感情移入はしなかったし、したくもないです。けど、こういう人、いるなあ。私も別角度から見ればこういう人なのかもしれない…と知恵熱出すほど自問自答させられました(苦笑)主人公も非力で馬鹿の代表だし、耳がきこえない女の子も愛想笑いが得意で自分を傷つけるどこにでもいそうな女の子です。この二人を取り囲む友達(と呼べるのか)もごっこ遊びをしているようなすぐ壊れそうな関係。ただ、この世界はそんな風にちょっとずれたら壊れる関係がいっぱいある、とても曖昧で脆いものなのだろうなと感じました。最後まで特にめがねの女(の子とすら呼びたくない)が嫌いでした。作品としては最高です。いいものが読めました。
進撃の巨人や暗殺教室が受賞した『このマンガがすごい』!2015年男性部門1位受賞は伊達じゃないと感じます。私は漫画を読んで泣いたことがこの作品以外に記憶にありません。しかも何度も泣きます。何かに迷ったときはこの本を読むべきです。人は苦しみながら生きている。あなただけじゃない。 自分の身近にも障害者がいて、いつもニコニコしてて、何こいつヘラヘラ笑って気持ち悪いと思っていました。本当は『聲の形』と同じなんだと思うと自分が情けなくなりました。 あと、もし、この『聲の形』を読まれるときは心して読んで下さい。第一巻はイジメの描写が凄く、生理的に受けつけない方もいるかと思います。『聲の形』の本質はそのあとです。
すばらしかったです。 小学生たちの心情はとてもじゃないけど理解はできませんでした。無理解な主人公のような人にいじめられていたことがあるので。 現実ではこんな風に必死でさらけ出すことなく、ふたをしてなあなあで大人になるところですが、無理やり目を開いてもがき苦しみながら成長するのを見せられたようでしんどかったです。が、一気に最後まで読んでしまいました。 一人一人のその後など気になる点もありましたが、今後の可能性が無限にあるんだという最後のメッセージに沿って、あえてそう表現してあるんだと思います。「いじめとかなかったよー」とかほわほわ言ってるいじめに荷担したことのある大人たちに読んでほしい。そして、いじめられた、と一方的に思っている私のようなひとたちにも。
一巻で胸糞悪いと思ってもとりあえず二巻まで読んでみて欲しいです。それでも合わないなと思ったら本当に合わないと思います。いじめを取り巻いていたいろんな立場の子が数年後に再び出会った時、こんなことにはそうそうならない。でも、こんなことがあったら素敵です。
最初の1巻はすごいイライラしたけど読むうちに引き込まれる素敵な作品です。いじめた本人が必死に成長していじめた子をフォローする。まだ大人になりきれない子達の葛藤がある。いじめっ子してた女の子達はなんも変わってなくて天誅与えてほしい。
嫌悪感を抱く人物が多過ぎます。ここまで嫌いな登場人物揃っているのも珍しい。けどこの作品は嫌いではありません。人の醜い部分とか実際ありそうだからこそ、ここまで嫌悪感を抱くのかと。だから読者に訴えてくるものが大きいのだと思います。そういう部分に関してはこの作品は優れていると思います。 ただ、作品の最後が人間関係にけりがついて綺麗に終わろうとしているのはいただけなかった気がします。あそこまで一度悪化した人間関係は全て片付けて先に進むのは無理がある。なのに片付いてしまっているのは違和感がありました。最終巻以外は星5、最終巻は星3と言ったところでしょうか。
加害者側に都合のいいお話だな〜と思います。被害者側から見れば、残酷ないじめをされて死にたいとまで思ったのに、反省したからといって大した理由もなく加害者を好きになるなんて有り得ない。前に読んだ小説にチラッといじめの話が出て来て、やはり加害者(首謀者ではなく止めずに見ていた)が深く反省し謝罪に行くが、被害者の親から「娘はあんた達の名前が耳に入っただけで精神が不安定になる。直接会うなんてありえない。本当に反省してるなら私達の人生に二度とかかわるな」って言われてた。そっちの方がずっとリアル。最後まで読んだけど、いじめの被害者と加害者と加害者をいじめた人と、みんな仲良くなんて違和感だらけでした。
小中学校をいじめのないクラスで過ごした人はいないのではないでしょうか?程度の差こそあれ、本書のような子ども達が行う数々のいじめの描写に既視感を覚える人は多いのではないかと思います。そして、それらのいじめの当事者であったか被害者であったか、いじめによって人生狂わされたか立ち直れたかで、この本に抱く感想もまた異なるのだと思います。私は大人になってからアニメや漫画から遠ざかっていましたが、数年前に衝動的にこの漫画を全巻一気買いし、そして本当に時々、ふと読み返したくなります。本書を読むには結構な体力と気力がいります。特に1巻は、読み手が怒りや悲しみなどの負の感情を揺さぶられるであろう描写が多いです。受け付けない人もいるでしょう。本書によってつらい過去を思い出してしまう人は無理に読む必要はないと思います。ただ、私としては、老若男女問わずいろんな人にこの本を読んで貰えたらいいな、そして最終巻のあの場所までたどり着いて貰えたらいいな、と思います。
二巻まで読みましたがそれ以上読む気になれませんでした。どんなにひどい目にあっても、それを許すのがいい女の象徴として女性が描かれていました。青年漫画なので、男にとって都合のいい話なのは当然かなぁ。青年漫画は好きな方なのですが、どちらの主人公も好きになれませんでした。絵は上手です。
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漫画として・・・一つの作品としては、アリなのかもしれない。レビューで、「イジメに関わる子供達の心情がリアルに描かれている」というようなご意見が多いようですが、たしかに"加害者"側の動機や心情、葛藤、懺悔の気持ち等はリアルに描かれています。しかし、被害者側おいては全くリアルさを感じませんでした。加害者である主人公及び周囲の同調者に対し、あまりにも都合のよいように設定されすぎ。作者の方は子供時代、おそらく、どちらかと言えば加害者側の立場にいた人(イジメを知りながら傍観していた人含む)なのでしょうね。全部読み終えてから「始まり」を辿っていくと、結局、発端は主人公の女の子(障害者)?イジメに関してよく言われる、「イジメられる方にも原因がある」という意見を全肯定してしまっている作品だと思います。「耳が聞こえない」という設定を上手いこと使って。実際に作品に描かれてるようなイジメを受けた、或いはもっと酷いイジメ被害にあってきた者達からすれば、まるで"非現実的"なストーリーと感じるのではないでしょうか。経験者なら、被害者側の心情の描き方が、空想上で描かれたもの=加害者・傍観者の後悔と懺悔の念から生まれた妄想でしかない、ってのが丸分かりですから。リアルに迫ったようで、肝心なところが都合良く誤魔化されている感が強かったのでこれしか星つけれませんでした。ごめんなさい。