レビュー一覧

いいですね！！ロマン溢れる時代だからこそ少尉（攻）のキザなモテ男感が引き立ちますｗしかも頼りなさげな純朴でちょっとお堅い先生（受）私の好みドストライクな理想的カップルー（嬉！）年齢差があまりない年下攻め年上受けというオプションまでもれなく好みです。しいて言えばせっかくいいお邪魔虫がいたのにパンチが弱かったかなと。もっと切なくさせて欲しかったかな・・・欲を言えばですが！ほんとは★５寄りの４．５をつけたいかなｗ

木下先生の作品をいくつか読みましたが、これが一番お気に入りです。海軍軍人の攻めは、強引です。一度出港すると長く帰れない、二度と帰らない可能性もあるという状況で、後に後悔を残さない生き方をしているのでしょう。受けは攻めの強引さに腹をたてながらも、彼の強さや隠れた優しさにひかれているのです。エロさは物足りないかもしれませんが、月がきれいですねとか、英語での絡み合いがすごくロマンチックで、何度も読み返してしまいます。

そんなに好きになるような内容ではないかな、と思って購入したのですが、思った以上にハマってしまいました。この先生の作品の登場人物は、だいたいグルグルと悩んでいて、くすぶっているのですが、この作品に出てくる二人は、自分の気持ちに気づき、直視し、ストレートに表に出す所が新鮮でした。時代背景があるのですね。明日はどうなるかわからない身だから、今の出会いや今の気持ちを大切にする、という考え方が素敵だと思いました。そんな風に生きてみたいと思える作品でした。和服と海軍の制服も、メチャメチャいいです。

木下先生の作品は大好きです。珍しく時代物語というか、海軍さんと教師のお話です。私の父方の叔父が海軍さんで、終戦後、帰国前にミンダナオ（ダバオ？）方面で、マラリアにかかり、死亡しました。二十歳でした。両親が早くに亡くなり、母方の親戚を頼り、N県に。5人（姉3人、兄、父）バラバラに預けられ、叔父は成績優秀なるも、養親から進学を認められず海軍へ。国に身を売ったという、手塚由人の言葉で、納得してしまいました。糸井と手塚が惹かれ合う事は、出逢いから、2人の関係が予測されました。手塚の弟の真人が、反撥して、糸井の教科書をいたずらしたり、友達の駆け落ちを手助けしたりと、トラブルを起し、由人と関わることに…。念友と言う言葉が有る古き良き時代。由人のアプローチに戸惑う糸井だが…。隠し子疑惑や、積極的な女学生の出現で、恋心を自覚していく。明治？大正？時代設定の為か、エッチは少ないです。でも、キッスは素敵。番外編では、目出度く結ばれるので、良かったです。由人が軍人なので、戦争がリアルの時代設定なので、漫画とはいえ、2人のその後を考えてしまうと切ないです。

素敵なお話でした。この作家さんは間の取り方・流れ・台詞回しに芝居的な印象を持たせる個性のある方ですが、その作風が今作は世界観にドンピシャで、まるで舞台を見た時のような読後感に包まれました。この時代設定によくある同性恋愛の困難さみたいなものはあまり主張されませんが、２人の変化や一途さが伝わる描写はしっかりと。読み終わってタイトルを振り返った際、こちらに語りかけ手招きするような文面と、浪漫を漢字で表わす意義がすとんと腑に落ちて小気味良かったです。番外編における愛の語らいが２人だからこそ通じる英語というのもまた「浪漫」ですよね。

萌えましたぁ〜時代もの☆ 言葉遣いとか海軍の制服とかよいですよね〜。この時代って逆に男色はありだったのかな？そこはやはりBLファンタジーなのかしら？弟くんの想いは届かずちょっと可哀想でしたが、喧嘩腰ながらも最初からお互いに気になってた2人で、後半少尉さまのガンガン攻めが素敵でした★口を吸いますよってエロくてよいですね（笑）。

大正から昭和の和モダンな雰囲気が好きなので思わず購入しましたが、軍人×教師サイコーでした！キスの事を口吸いというところに萌えます。遠洋に出てしまうところで終わってしまいましたが続きも見てみたいです。

現代ものにつきものの同性同士の恋愛への葛藤といった描写がほとんどないので、気軽にきれいなBLを読みたいときに読み返しています。もっと鬱々としたものや、周囲にバレるかもしれない緊迫感や背徳感がぎっしり詰まったものの方が本来好みなんですが、これはこれの良さがあります。しかし絵の上手な作家さんのイケメンの描写ってほんとすごいですね。

作家買いです。大正時代の描写がさりげなくきちんと描かれていて時代物好きなので良かったです。(個人的に海軍制服、旧制中学学ラン、着流し男子好物なので眼福！)　作者さんの作品中でもかなりH 要素薄め(本編はキス止まり、番外編でもさらっと絡む程度)、エロ&艶度は低いのでほのぼの好きの方向けかな。48H で読めたのでコスパ的にも満足。

木下さんの描いてらっしゃる中で、特に好きなタイプの攻。尊大で、でも一途な少尉ステキです。こういう攻めもっと書いてくださると嬉しいのに。この続編読みたいです。