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レビュー一覧
浪漫のお国で逢いましょう
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254件
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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かえさん
5
2014-12-08
何度読み返しても、飽きません。木下先生のお話はどれも好きですが…これが1番好きです。 いつも思うのですが、漫画で感情や雰囲気や空気感を表現するのはとても難しいですよね。ページ数も決まっているでしょうし…。 その中で木下先生のお話はいつも、そのストーリーの中の「人間味」や「体温」を感じられるものが多く惹かれます。 このお話も、ちょっとした表情だったりセリフだったりが効いていて少尉と先生のやり取りや心の揺れが伝わります。少尉の一人称が変わるだけでも、先生に対する想いの勢いの違いもわかるし、実は少尉こそ可愛い人でやっぱり歳下なんだな…と思ったり。先生のモヤモヤした葛藤と潔さ、そのギャップや素直に表現できない愛しさがぶっきらぼうで微笑ましかったです。 何はともあれ…少尉のストレートな言葉と最後のとっておきの告白…「Love me do?」にはやられました。 続きがあってほしい、お話でした。
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木下先生の時代ものは、どの作品も雰囲気があって、読んでいてどこか懐かしく、甘酸っぱい気持ちになります。この作品も時代に合った言葉使いや背景、着るものなどまさに「浪漫」を感じます。海軍少尉の落ち着きや、英語教師のうぶなところにキュンとしました。少尉の弟で教師の生徒がなかなかエッセンスを効かせています。先生を好きだったんだろうな・・・でも兄にはかなわない様子を表情で表しています。見合い相手のご令嬢のわがまま加減もいい感じで、クライマックスでの教師の行動はセリフにもありましたが、本当に「痛快」でした。大好きな場面です。エロさはありませんが、お互いを想い合う関係はとても素敵でした。何度も読み返すことでしょう。