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主人公聖子の生き方に共感することは、難しかったです。聖子は、自分でも「生き甲斐がない」と自覚しながら、それを得ようと努力する様子が伺えません。聖子にとっては、男性との恋愛が生き甲斐なのかも知れませんが、その恋愛は、他の里中作品に於いて重要なテーマである「恋愛が成長のエネルギー」「恋愛によって強くなって行く」と言ったポジティヴなものでもありません。単に流されて恋愛を繰り返しているだけで、最後の結婚も、「恋愛に疲れて落ち着きたい」と言う理由で選択しています。そう言った選択で幸せになるとも思えませんが、夫になった人物も、同じような理由で結婚を選択しており、愛人までいます。最後は、一応、夫との結婚に納得して終わりますが、主人公が本当に幸せなのかどうかは判りません。そう言った理由で、☆3つの評価とさせて頂きました。
主人公の男運のなさに悲しくなってきます。特に最後に幸せをつかむというわけでもなく、こんなものなのかなと思います。
時代設定は昭和の頃かと思いますが、現代でも当てはまる愛の探し方に共感しました。いつの時代でも男女のことは変わらないものなのかも知れません。けれど、作者様は一体何歳頃にこの作品を描かれたのだろう、もし相当お若い頃なら、こんなふうに考えることが出来るってすごいな、どんな恋愛をしてこられたのだろうと、作品もですが作者様に思いを馳せてしまいました。
昔読んだことがあり、あたらためて読み直すと時代の流れもあって面白く感じました。主人公は大学生なのに随分と老けている印象です。恋愛に頼っていおり、あれこれ思い悩んでいるけど、結局自立しようという姿勢はない。登場する男性陣も身勝手で頼りないので、最後も前向きではあるけど地味なハッピーエンドです。もうちょっとカッコイイ相手が出てきたらよかったかな。
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主人公聖子の生き方に共感することは、難しかったです。聖子は、自分でも「生き甲斐がない」と自覚しながら、それを得ようと努力する様子が伺えません。聖子にとっては、男性との恋愛が生き甲斐なのかも知れませんが、その恋愛は、他の里中作品に於いて重要なテーマである「恋愛が成長のエネルギー」「恋愛によって強くなって行く」と言ったポジティヴなものでもありません。単に流されて恋愛を繰り返しているだけで、最後の結婚も、「恋愛に疲れて落ち着きたい」と言う理由で選択しています。そう言った選択で幸せになるとも思えませんが、夫になった人物も、同じような理由で結婚を選択しており、愛人までいます。最後は、一応、夫との結婚に納得して終わりますが、主人公が本当に幸せなのかどうかは判りません。そう言った理由で、☆3つの評価とさせて頂きました。