レビュー一覧

いい、すごくいい。無理解からの拒絶より、分かった気からの決めつけのほうが辛いことってありますよね。これからの人生に幸あれと言いたくなる作品。

色々と深いなーと思ったお話。めぐみー（受け）のお母さんのような人は世の中たくさんいると思う。むしろまだ大半がそうなのかも。リアルな部分がたくさんあってイライラもしたけど、でも最後にはちゃんと救われるので、世の性に悩んでる中高生に読んでもらいたいなー。

すごく良い！キャンペーンで半額だからと気軽にポチりましたが、あぁ〜私のカン大当たりです！！オッサン最高です！子は親の鏡といいますが、恵一くんがさっちゃんになんでも話せていたと思うとオッサンはさっちゃんがいたからのオッサンなんだよ。亡くなってからわかるんだよね、親の愛って。

どなたかのレビューにある通り、名作ですね。サイコーです。読後感がすごくいいです。心にくるものがあるというか…うまく表現できないけど、とても心があたたかくなる作品です。エロはないに等しいけど、それがいいんだよね(>_<)

親って難しい・・・恵一の母はゲイとカミングアウトした息子を理解したつもりでできていない。性同一性障害だと思い込もうとしているのか？そんな母親に送られた女物の制服で登校する恵一に心が痛む。巡と出会い「俺、オッサンとは恋愛できるんだ…」と言った恵一の輝く顔に初めて同志に出合った喜びと安堵が素直に表れていていじらしかった。「めぐみ」ではなく「けいいち」とよばれて抱き合うシーンにきちんと男として男同士の恋愛ができたことが表されていて良かった。

これは凄い…。本人同士と言うより親や学校での事に対しての葛藤がメイン？なのか、今まで読んだことの無いお話でした。言い方は悪いですが受けのお母様は息子の悩みを受け入れている自分に酔っているタイプだと感じたのですが彼女は本当の意味で受け入れられておらず、でも攻めとの出会いで受けだけでなくお母様も少しづつ変わり本当の意味で息子の悩みを受け入れられるように。攻めのお母様も恐らく受けとの出会いで色々変わったのだろうなと。それらをコミック1冊に纏まる内容量にしているのでサラッと読めてしまいますが、長編でもおかしくないお話だと思います。個人的にはもっと掘り下げた長編で読んでみたい…。

女装子のお話かと思いきや、内容は深かった。親へのカミングアウトは相当な覚悟が必要なことだと思います。その勇気と覚悟を「分かったふり」したら、それ以降のコミュニケーションを拒むことになり、追い詰めてしまう。恵一にさっちゃんという存在がいてよかった。恋愛できるんだぁって恵一の言葉が、なんとも悲しかった。なんだかんだ、恵一は強いけどね。二人で幸せになってほしい。

この角度の物語は初めて読みました。ヒューマンドラマです！初めてがすごい痛いってとこがリアリティあっていいと思います。受けの子かわいらしいし、攻めも大人な考え持ってます。

自分のセクシュアリティを他人にどう分かってもらうか、そのようなテーマのお話でした。

みよし先生の作品の中でこの話が一番好きと書いてる人がいたので気になって借りてみた。年上の男の包容力が出ててよかった。