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三部作の三作目。木原先生の作品の中でこの二人が一番好きです。二作目のラストの幸福感から一転、記憶を取り戻した透による藤島への暴力と愛のないセックスの日々が綿々と綴られていく様に、何度胸が苦しくなったかしれません。しかし木原先生の緻密な感情描写によって透のもどかしさや苦悩もまた分かる故に、一方的に非難することも出来ず。いや、暴力は良くないんですけどね。そうして苦しんで読み進めた終盤、真夜中の公園でのやり取りで透の想いが爆発する場面は、何度読んでも涙が浮かんできます。二人とも全く幸せでない状況。甘さも何もない、悲哀と懇願だけが溢れる情景の中に滲む透の子供じみた、しかし切実な執着がただただ痛い。でも藤島がそれを受け入れ、寄り添って生きていく二人を見ていると、最後には深い幸福を読み取れるようになっていきました。記憶を取り戻した透は、一度も愛の言葉を口にしませんが、藤島を体の一部と表現するところからも感じられる、恋愛を超えた強固な執着心から彼の激情が察せられ、嬉しくなってきます。痛いのが耐えられる方なら、COLD FINALと併せて是非読んで頂きたい。COLD HEARTはアレなんでアレなんですが…。
コミックが先でした。ずっと悩みましたがもっと深く読み込んで見たくて購入。正解でした。ただ、藤島が気の毒で辛かった!でも結果お〜らいですね
そもそも麻生ミツ晃さんのファンで、コミカライズから読み始めました。続きがどうしても知りたくて原作を読み始めました。痛い、辛い、悲しい…負の感情で心を揺さぶられ苦しくなるほどでした。6年間の透とは余りにも違いすぎて、いくら記憶を無くしても同一人物ならこんなに違わないんじゃないかとも思いました。でも読み終わり、やはりどちらの透も透なんだと思うようになりました。そもそも幼い頃の透は素直で人に愛される子供で、それはそのまま6年間の透です。でも、色々な人の悪意や暴力にさらされた透は変わらざるを得なくなったんだと…。この作品をきっかけに電子書籍化された木原作品はほぼ読破しました。確かに読むのに色々な感情が揺さぶられ、覚悟が必要かもしれません。それでも、ぜひ木原作品を読んでほしい。
二巻を読んだら三巻と、続きが気になり気づけば全巻購入してしまいました。二巻のような甘さは吹っ飛び、この三巻はジェットコースターに乗っているような気分になりました。頂上からいきなり落ちるように、とても痛々しくて、そして恐ろしいほどすとーりーが面白いです。恐らく、木原音瀬さんじゃなければ、こんな苦しくて痛い展開は(良い意味で)描けないんじゃないかと思っています。だからこそ、その後の二人が描かれた四季のお話は、深く読み手である私の心に刻まれました。買ってよかったです。
木原さんは何時も素敵なストーリーを提供してくれます。今回も間違い無しで良かったです。
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三部作の三作目。木原先生の作品の中でこの二人が一番好きです。二作目のラストの幸福感から一転、記憶を取り戻した透による藤島への暴力と愛のないセックスの日々が綿々と綴られていく様に、何度胸が苦しくなったかしれません。しかし木原先生の緻密な感情描写によって透のもどかしさや苦悩もまた分かる故に、一方的に非難することも出来ず。いや、暴力は良くないんですけどね。そうして苦しんで読み進めた終盤、真夜中の公園でのやり取りで透の想いが爆発する場面は、何度読んでも涙が浮かんできます。二人とも全く幸せでない状況。甘さも何もない、悲哀と懇願だけが溢れる情景の中に滲む透の子供じみた、しかし切実な執着がただただ痛い。でも藤島がそれを受け入れ、寄り添って生きていく二人を見ていると、最後には深い幸福を読み取れるようになっていきました。記憶を取り戻した透は、一度も愛の言葉を口にしませんが、藤島を体の一部と表現するところからも感じられる、恋愛を超えた強固な執着心から彼の激情が察せられ、嬉しくなってきます。痛いのが耐えられる方なら、COLD FINALと併せて是非読んで頂きたい。COLD HEARTはアレなんでアレなんですが…。