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ファンタジー風の冒頭を裏切らない展開とラストでした。あとがき通り、シリアスな内容が暗くなりすぎないように描かれていて、なおかつ「愛とは?」という難しい問いに向き合った作品でした。
藤たまき先生とは、あまり攻め受けの萌やシチュ萌えが合う事がなくて、絵柄が好きだという理由だけで読むことが多いのですが、この作品は珍しく、自分の好みのカップリング傾向で、ちょっとびっくりしてしまいました。なので、普段のたまき先生の路線が好きなかただと逆に違和感があるのかも?ストーリー自体はたまき先生だなぁ、という感じ。
少年時代、画家エンリケに傾倒していった一連の経験から、火を恐れ、歪な恋愛観を持ち、不安をぶつけるためのSEXしかできないエバ。一方彼の生徒となるルーサは、幼い頃遠く塔の窓に見えた埃色の髪と白く痩せた背中に目を奪われた経験を持ち、今目の前に現れた埃色の髪を持つエバに、抗いようなく惹かれていきます。気まぐれなアーティストでありわがままな子どものようでもあるエバと向き合い、彼の全てを愛すると決めたルーサが、エバの囚われ続けているエンリケの呪縛を解いていくお話で、これもまた大人の童話の世界。少年時代にかかった呪縛は、少年であるルーサにしか解いてやることができなかったのですよね。BL的に言えばワケありで儚げで難しい美人と包容力ある年下。この作者様のもほぼ読んでいますが、雰囲気的には「蛇崩、交差点で」が好きな人は本作も好きなんじゃないかなと思います。
過去が重すぎて消化不良な感じですが、藤さんならではの視点と語り口はやはり魅力的です。
藤たまき先生の世界観が好きで色々と読んでいますが、その中でもこの作品の受けが私の性癖どハマりでした。色白長髪・過去のトラウマ・性格拗らせ・ビッチ(作中ではそんな感じあまりないけど)・年上受け。ポエムっぽくもあり、哲学的でもある。ストーリー重視ですが少しだけエロもあります。読み応えはバッチリです!
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ファンタジー風の冒頭を裏切らない展開とラストでした。あとがき通り、シリアスな内容が暗くなりすぎないように描かれていて、なおかつ「愛とは?」という難しい問いに向き合った作品でした。