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レビュー一覧

明日屋商い繁盛

5点 4.6 213件
  • 4点 5
    141
  • 4点 4
    24
  • 4点 3
    7
  • 4点 2
    6
  • 4点 1
    2
  • 未購入レビューは星の評価(★)の対象外となります。
  • 2014-05-13
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    作家買いです。これぞ「THE ARUKU's WORLD」全開でARUKUさんの世界観が十二分に堪能出来る作品となっております。同作家で同じ★5つ評価をした「猿喰山疑獄事件」とは全く別ベクトルに抜きん出てるので、ARUKUさんの引き出しの多さに驚かされます。内容は、死んだはずの人間とか霊とか神様とか鬼とか火を噴く鼠とか得体のしれない百目みたいな妖怪やらとにかくそんなのがたっくさん出てくるホラー系(?)の1話完結型の話が7本収録されています。因みに時代背景は昭和終期の設定のようですが、いろんな要素が絡んでくるので明治時代や昭和初期なども織り交ざった独特な時代背景が味わえます。他のレビュアーさんも書かれていますが、1話完結型なのに読んで満足感があるマンガを描ける人ってBL界のみならず他ジャンルのマンガ界にも中々居ないんじゃないですかね?とにかく最初っからキャラ設定がしっかりしていてブレがなくストーリー展開が上手いので読者の方が物語の中に一気に引っ張られます。何度も言いますが、この作家さんの絵は下手です。特に身体のポーズを描くのが超絶下手なので(カクカクしてるんです)そこに違和感を感じ苦手な方も多いと言うのは分かっています。しかし、絵だけ上手くて話がうすっぺらなBLマンガを100冊読むより、絵は下手でもそれを読者に許させてしまうくらいストーリー作家としての力量を持ち合わせてるARUKU作品を1冊読むほうが何百倍も有意義なBL人生が送れていると私は思うわけです。「極東追憶博物館」の続き物という位置付けですが、続いているのは俳句作家×広告代理店リーマンの短編だけです。秋と冬が終わったのでこれは完結した短編ってことなんですかね・・・?そして「明日屋商い繁盛」の方は、受けの友人である人間と受けのお店に住んでいる付喪神が何故そっくり同じ顔なのか?とかその2人が対峙することが何故ないのか?とか受けの昔の記憶とか謎がまだまだ多いのでこれからもっと楽しくなってくる作品になるでしょう。BL要素は全く無い(うん?多少はあるか・・・?)ですが、是非とも一人でも多くの方にARUKUさんという素晴らしい作家さんが居ることを知って貰いたいそんな願いを込めての★5つ評価です。

  • 2015-03-18
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    参りました、脱帽です。上下巻2冊一気に読みましたが、素晴らしすぎて言葉がありません。絵が好きでないとかエロがないとか、そんな事どうでもよすぎてバカらしくなってきます。これはもう漫画の域を越えており一つの芸術のような気さえします。10チケでも惜しくないですね。お見事でした。

  • 2014-02-06
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    ARUKUさん、もはや天才なのでは?と言いたくなりました。なんだかものすごいものを読んでしまった…という密度の濃さで、5チケなんて信じがたい。ARUKUさんのお話はいつも、切なくて、優しくて、時々胸をかきむしられるようだったり、なんかざわついた気持ちにさせられたり…。まだ一巻で、表紙の二人の過去や二人の関係など謎のままですが、お話自体は古道具にまつわる話が1話完結のような形で進んでいき、それぞれが感動的です。1話ずつの短さでなぜあんなに濃密なストーリーが描けるのかと本当に驚きます。BL好きなのでBL展開になってほしいものの、BLという枠以外でも広く読まれて欲しい本だと思いました。文句なし☆5です。

  • 2014-02-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    内容の素晴らしさについては他の方が十分に書かれているので割愛。私が言いたいのはこれだけ……………… 結 構 怖 い 。さっき何もなかったコマに突然妖怪が…とか、ドキッとします。怪奇物としても秀逸ですよ。

  • 2014-05-26
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    1巻を読んだ時点ではちょっと怖い話の詰め合わせか~と思ったのですが、2巻が凄すぎて読後は言葉が出ません。てっきり軽い妖怪ファンタジー物だと思いこんでから2巻を読んだら、まさかこんな展開になるとは。この作家さんはそういう話を書く人だというのを忘れてました。この振り幅の大きさに感動。一応BLですが、人間ドラマの要素が大きいと思います。三途の川で家族との会話に泣かされました。

  • 2015-05-08
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    無料サンプルでも惹かれず、絵もかなりバランス悪く… どうしようかと思いましたが、思い切って借りてみました。すると、作者のとんでもないストーリーテラーっぷりがよく分かります。ラストは、ちょっと想像がつかなかったです。読んでるこっちは、笑って泣いて…二巻の後半は涙が止まらなかったです。久々に良作品に出会えて幸せです。

  • 2014-07-08
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    心を掴まれるってこういうことでしょうか…?久しぶりに、こんなに引き込まれる作品に出会いました。今までなんとなく食わず嫌いしていた自分を殴りつけたいです…。最初は、よくある妖怪や不思議なものたちとのあれこれ…かと思っていましたが、まさかこんなオチが待っていようとは!!少しもネタバレしたくないので書きませんが、途中薄々感じるところはあるものの、その予想を遙かに上回っていました。一つ一つのお話も、苦しくなってしまうほど切なくて。でもさりげなく出てくる付喪神たちのかわいさったらないです。BLというには物足りないかもしれません。でも、その枠を遙かに超える素晴らしい作品だと思います。出会えてよかった。

  • 2014-02-04
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    作者買いですが、ARUKUさんがお好きな方なら文句なしの作品だと思います。1巻なので、少しのヒントを残してはな謎のままですが、言葉の美しさと心理描写はやはり素晴らしいです。込み上げてくるような切なさと暖かさと恐ろしさに、ページを捲りながらこのまま終わらないで欲しいと思いました。次巻が待ち遠しいです。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    極東追憶博物館も良かったですが、この作品はさらに好きです。私がアルクさんという作家さんを好きになった理由が濃縮されたような作品。明るいのに時に冷たく、淡々としてるのに熱い情熱がある。大好きです。グロさ加減もたまりません。

  • 2015-07-22
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    心を掴まれました。余韻から抜け出せず、読み終わってまたすぐに何度か読み返しましたが、最初に読んだ時より更に泣けました。ARUKUさんの本、どれも読み終わると余韻から抜け出せないんですが、この本は断トツです。続きが読みたいです。その後の2人がチラッとでもいいから見たいな。評価の星が5以上ないのがとても残念です。