レビュー一覧

作者さん買いで、久しぶりに読みましたが、やっぱりいいですね！崎谷はるひさんの「恋花は微熱に濡れる」の童話風番外編でした。とっても良かったです。

絵が好きで購入、絡みがもう少し欲しかったです。

短いですがストーリー展開も面白くサクッと読めました。欲を言えば幸せになった二人の姿が見たかったです。

少し不思議な悲しいお話しですね、最後は2人で幸せになった事でしょう。

妖しい雰囲気はありましたが、実は礼人は人魚の息子で人魚では無かったかもしれないけど神通力は持っていたんでしょうね･･･。見せ物小屋の香具師も礼人の母親の依頼(遺言)で村から助け出そうとしてたみたいで良い人だったのかなと思います。ただ、國仁と礼人が村から逃げようとして、礼人や礼人の母親を利用し続けた村人に追い詰められ、國仁の右腕を切り落とした時に礼人の中で村人達に対しての静かな怒りと哀しみが溢れてしまったのかな･･･。海神が子供(人魚)である礼人の國仁と一緒に居たい願いと村人達への怒りを聞き入れてくれたんだろうと思うと、ちょっと悲しくなりました。出来ることなら、礼人と國仁の二人が一緒に香具師の見せ物小屋に引き取られていればなと思いました。

不思議なお話です。全てを知っているだろう怪しげな香具師が気になります。その後、ふたりは幸せに暮らしているんでしょうね。辛かったけど、良かった！

うー、幸せになったのでしょうか？ラストの意味深な2人の姿が印象的。

本編「恋花は微熱に濡れる」は、話も、シチュエーションも、登場人物像もあまり好みではなかったのに、これはドストライクでした。この後の幸せラブラブえっちのおかわりが欲しいです。

綺麗なお話しですが、最後は悲しい結末です。

悲しいお話ですが、ある意味ハッピーエンドとも言えますね。人間の怖さを見せつけられる物語です。