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捉え方によって、評価が二転三転する作品だと思います。人間が犬に変わるシュールさもさることながら、次から次へと現れる歪んだ人間達(見てくれも凄いです)、これらが犬に変えられてしまうと途端に毒気が抜けたように普通の犬になる所が面白い。まるで、人間としての生き方はダメダメでも、身に余る欲望を振り払えば楽になるんだよと言っているような、奇妙な優しさと諦念が滲みます。これを救いが無いと取るかどうかで、好き嫌いが分かれるでしょう。無理矢理人間であり続けることに拘らなくても良いんじゃないのと言われているようです。ニート君が犬のオンとなってからは、寧ろ飄々と負け犬人生を謳歌?し、師匠又は兄貴分のネンと共に時にはツッコミまくり、時にはイジられまくりしつつ、何だかんだで成長してさえ行きます。最後のオチがアレだったのは少々可哀想でもありましたが、今までの経験を経て、彼がもう少し上手く生きられるようになっている事を願います。かなり深刻な題材を扱ってもいますが、主人公が犬である故に、読み手側には適度な距離感が保たれて、一緒に泥沼に引きずり込まれるような感覚にはならないのが巧妙です。ヒロインはやや記号的な嫌いはありますが、次第に人間味を獲得して行くので、まあそういうものかと。ヒーロー役の位置にいる彼は、この先の人生もスイスイ泳ぎ渡って行くのだろうなあと思わせる割に、何故か憎めないキャラに仕上がっています。絵は醜悪な表現もありますので、耐性が無い方は要注意です。気分良く読める漫画ではないかもしれないけれど、不思議な爽快感がありました。暫く経ったら読み返してみたいなあ。
犬や動物と人間の違いはなにか?を考させられた作品でした。白い犬は人間になることができるというセリフが作中にあります。私は学生時代、仏教を少し学んだのですが、輪廻の考え方では人間が最上位であり、そのふさわしい生き方をしないものは、来世で犬畜生になると考えられていました。オンがかみつくことで、犬となった彼らは、罰をあたえられたのでしょうか?私は、やり直すチャンスを与えられたのだと思います。現世なのか、来世なのか違いはあれど、二巻のラストはそういった意味での希望に感じました。この作品に出てくる事件は、身近ではないにしろ、現実にありそうな話ばかりです。むしろ、現実の方が耳を覆いたくなるような酷なものもあります。犬や動物は本能のままに生きています。だからこそ正直でまっすぐで純粋ではありますが、何かを変えようとはしません。できれば現状維持、もしも現状悪化したとしてもそれを受け入れてる。一方、人間は、変えることができる知恵も力も与えられています。だからこそ、己を律し、よりよい世の中になるよう、努力しなければならないのではないでしょうか。私は子育て中の看護師ですが、理想と現実はやはり違うもので、心折れそうになることもたびたびですが、この作品を読んで、ならざんとする母親像であったり、看護師像に遠いとはいえ、寄せていくことが人間の証明なのではないかと思いました。人は人として生きてこそ、はじめて人となる。そして、いつでも今から始めることができる。内容は社会風刺の暗いものかもしれませんが、私は作者からそんな前向きなメッセージを感じました。
1チケットで人生勉強させてもらいました。人間の醜さや弱さ、美しさや強さが描かれているのに、笑えるユーモアがあふれてて重くなりすぎない。読んで良かったです。
ホラーだったんですね……ぜんぜんお笑い系の話みたいに読めました。でも、人間の暗い部分の描写がリアルで良かったです。反面、犬が犬としてご主人様の幸せを願っていく、というのも段階を追っていて切なくなりました。犬にされた人間も、ある意味幸せかも。奈美さんが悪気なくお嬢様の範囲で存在してくれたのも読後感が良かったポイントだと思います。読んでよかったです。
絵が禍々しく暗く、ネタも暗いのですが、美人とイケメンはきちんと正統派だし、ちりばめられた力の抜けるようなギャグと絶妙なバランスで楽しめました。もっと評価されても良いと思います。好き嫌いはあるかもしれません。
おもしろかったですーー!電子で初の購読ですっ。なんとなく手続きがめんどーで手を出してなかったんですけど、見ちゃいましたっ。ひさびさにいい作者と出会えました(余談ですが佐々木倫子さん以来かも。。)ぶっwと笑えるところと冷めた見解みたいなものが妙に魅力的。でも私もポジティブに生きていこうー自分の今あるシアワセに感謝していこうーて思えたからフシギ。これからも違う作品みたいです。
48時間レンタルで読みましたが、無期限レンタルで借りなおそうと思います。人間のいわば醜い面を見せているのだけれど、それでいて視点は人間愛にあふれている不思議なお話です。奈美さんや粟生くんの笑顔がとても素敵で、オンはかわいくて、ネンはとても魅力的で…。たくさんの種類の犬が出てきますが、どれも描き分けがされていて犬好きとしても楽しめる漫画です。
可愛くてせつなくて、とっても面白かったです!人の弱い部分を描きながらも、奈美を想うオンの純粋な気持ちに癒されました。犬のキャラが素晴らしいです!オンは可愛いし、ネンはかっこいいし大好きです。読んでいて辛くなる人間の醜い描写も、かわいいコメディ部分との配分が絶妙なのでとても良かったです。最終回も感動しました。2巻は発行されていないのですか!?こうして電子書籍で読めて本当に嬉しいです。ありがとうございます!
とにかく面白い!!ストーリーの破綻もなし、作画も美しく、とても読み応えのある作品でした。以前この作品の第1巻を48時間レンタルをしたことがありますが、第2巻をレンタルするに当たり、再度1巻をレンタルして読み直してもなお楽しめた作品です!これは実際に書店で単行本を購入してもいいなと思いました。
イイ!とにかくイイ!!読んでみて後悔しないオススメの1冊。とても考えさせられる奥が深い話です。笑いあり切なさあり涙あり、心に響きます。
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捉え方によって、評価が二転三転する作品だと思います。人間が犬に変わるシュールさもさることながら、次から次へと現れる歪んだ人間達(見てくれも凄いです)、これらが犬に変えられてしまうと途端に毒気が抜けたように普通の犬になる所が面白い。まるで、人間としての生き方はダメダメでも、身に余る欲望を振り払えば楽になるんだよと言っているような、奇妙な優しさと諦念が滲みます。これを救いが無いと取るかどうかで、好き嫌いが分かれるでしょう。無理矢理人間であり続けることに拘らなくても良いんじゃないのと言われているようです。ニート君が犬のオンとなってからは、寧ろ飄々と負け犬人生を謳歌?し、師匠又は兄貴分のネンと共に時にはツッコミまくり、時にはイジられまくりしつつ、何だかんだで成長してさえ行きます。最後のオチがアレだったのは少々可哀想でもありましたが、今までの経験を経て、彼がもう少し上手く生きられるようになっている事を願います。かなり深刻な題材を扱ってもいますが、主人公が犬である故に、読み手側には適度な距離感が保たれて、一緒に泥沼に引きずり込まれるような感覚にはならないのが巧妙です。ヒロインはやや記号的な嫌いはありますが、次第に人間味を獲得して行くので、まあそういうものかと。ヒーロー役の位置にいる彼は、この先の人生もスイスイ泳ぎ渡って行くのだろうなあと思わせる割に、何故か憎めないキャラに仕上がっています。絵は醜悪な表現もありますので、耐性が無い方は要注意です。気分良く読める漫画ではないかもしれないけれど、不思議な爽快感がありました。暫く経ったら読み返してみたいなあ。