レビュー一覧

雨隠さんの作品は、本当にストーリーが丁寧で、最後に伏線を全部綺麗に回収していくので読み終わった後が、とても満たされた気持ちになります。特に素敵なシーンは近藤が起きぬけに涙を流してのあの一言の場面ですかね。近藤の愛情の深さが詰まったワンシーンだと思いました。

☆は４か５かで悩みます。前半ガチャガチャしてていまいちなんですが、後半すごく良くなります！鵜飼が因縁の場所で近道を待ってるとか、近道の涙とか、グッと来ました。特に「秘密の交換」って言葉が！幸せな二人を上手く表していて素敵だなと思いました。

青年発火点を読んでわー良いなぁと思ってこちらも購入しましたが、こちらもとても良かったてす。BLにシリアスはいらない派なんですが、この方が書くと読みやすいし感情移入しやすいですね。ラストの「好きだ」では読んでいる自分もぼろっと涙が零れました

高校の同級生、再会、トラウマ、ギャップ萌え、受けがツンデレ、攻めが拗らせややヤンデレ、嘔吐、とそういうのがお好きな方にはオススメ。背景が意外とダークで話に奥行きがあり、ラストに謎が解ける。キュンで可愛い。

切なかったです。絵はそんなに好きではないのですが、それを補って余りある話のよさ。特殊な話というわけではないですが切なくなりましたー。最後のほうで、寝ぼけながら　幸せに涙をこぼすシーンこっちも涙ぐんじゃいました・・絵　で★ー１

最初の展開が焦れったいので★-1。他のこの作者の作品も読みましたが、ビジュアル的には一番好みで受け攻めの相性がいい気がします。他の短編が入っていないので、この二人だけの話を読みたいならおすすめかと思います。

高校時代の同級生が再会し同じ仕事をすることで、鵜飼のトラウマとそれに関わる近道の関係に近づいていくお話です。受けはすぐにうるうる泣いてしまう可愛いさで、攻めは拗らせヤンデレです。ラストで謎が解けてから、ぐんと２人の関係が進展するのですが、すごく良かったです。素直じゃない２人が、やっと素直になった感じが萌えました。

最初のあれこれが長く感じますが、後半そこも必要だったんだなー、と思わせてくれます。何より受けが可愛い。こじらせ系の近道は、結構最後までこじらせつつも2人が結ばれてハッピーエンドでよかったです。

ストーリーがしっかりしていて読み応えがありました。面白かったです。子どもの頃の誘拐のトラウマというシリアスな要素を含みながら、少しふわっとした優しい雰囲気が全体に漂っているのは作者さんの上手さでしょうか。他の作品もどんどん読みたくなりました。

ラブコメかと思えば、深くて切ない部分もあり、色々な感情でいっぱいになるお話でした。探偵の鵜飼と、高校の同級生だった近道の再会から始まり、一緒に仕事をする中で鵜飼のトラウマが表れ、辛い過去が徐々に分かってくるという展開に、自然と話に引き込まれました。そして近道が鵜飼を好きなのに何故かハッキリせず、微妙な距離を保っているのが、その意味がわかると凄く切なくなりました。鵜飼が全てを知って、最終話の「あの場所」から二人で始めるシーンは、鵜飼の近道を想う気持ちが表れていてグッときました。近道は凄く救われたと思います。そして書き下ろしの凄く幸せそうな二人を見て読んで良かったと思えました。