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S攻やアブノーマルなものはあまり好きではないのですが、なぜか心惹かれて読んでみたら、思いがけなくよかったです。主人公の二人がお互いとの出会いによって過去を乗り越え、未来に向かって共に生きようとするという、緊縛をモチーフにした純愛ストーリーです。SMというと暗くてドロドロしてそうですが、(たしかにSM解説担当ともいえる教授が出てくるシーンには若干そうしたムードは漂いますが)二人が自分たちの恋愛を貫きながら、それぞれのプロフェッショナルである自分を高めようとする姿には爽やかさすら感じました。この作家さんのものを何冊か読みましたが、特殊な設定をなんともリアルに読ませる力があるので感心しました。
色っぽい話でした。少々、説明がくどいようなところもあったので、純粋にエロを求める人には不向きかもしれません。ただ、古風な感じ、倒錯した感じが好きな人には楽しめるかと思います。もう少し、攻めの迷いとか受けへの感情とか見たかったなと思いました。
特殊な世界のお話でも読ませてしまう、その筆力。もっと新作が読みたかった、心からそう思います。星がひとつないのは、そんな寂しさのせいかもしれません。
綺麗な感じのお話で、楽しんで読めました。設定やキャラクターにふとしたリアリティーを感じます。もっと読みたい。
剛しいら先生追悼の想いで読み返しましたが、気丈な受けが縄によって素直になっていく姿が素敵でした。
ツンデレの受けが苦手でしたが 、草矢も最初はワガママなだけかと思いましたが緊縛を通して素直になり好感が持てました。緊縛、SMの世界が奥深くて面白かったです。ただアブノーマルで終わらず、二人とも互いの悩みと向き合い乗り越えて行きます。
不思議な読後感がありました。縛るというと、一般的にはSMプレイを想像するのですが、攻めはSではなく奉仕人として受けを愛することに徹しているというか。健気にも感じます。心から蔑んでるわけじゃなく、受けの精神状態を繊細に読みながら時に言葉で行為で追い詰めて縛る、つまり包み込む独特の関係性で、他人にはわからなくても、まだまだ不安定な部分を残しつつも、2人がお互いじゃないと満たされないんだと感じることが出来ました。縛るということの奥深さを垣間見た気がしました。
人は誰でも心に闇を抱えてる、そんな声が聞こえてきそうなお話。緊縛するのは身体か心か。世間の常識と違うけど本人たちが望む形なら良いのではないかな、と感じました。
いろいろなことに抑圧されている御曹司が、緊縛されることで自分の抱えるストレスを解放するお話です。個人的には後半が少し駆け足だったような気がするので、星は四つです。
SMって相手をよく観察して思いをくみ取る必要がある、高尚な行為なのでしょうね。このお話を読んで、SMに対する意識が変わりました。ただ、終わり方がどうなんだろう?続きは自分で想像してねって事なのか、私には物足りない。尻切れトンボのように感じました。それが残念。続きが出たら読みたいです。
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S攻やアブノーマルなものはあまり好きではないのですが、なぜか心惹かれて読んでみたら、思いがけなくよかったです。主人公の二人がお互いとの出会いによって過去を乗り越え、未来に向かって共に生きようとするという、緊縛をモチーフにした純愛ストーリーです。SMというと暗くてドロドロしてそうですが、(たしかにSM解説担当ともいえる教授が出てくるシーンには若干そうしたムードは漂いますが)二人が自分たちの恋愛を貫きながら、それぞれのプロフェッショナルである自分を高めようとする姿には爽やかさすら感じました。この作家さんのものを何冊か読みましたが、特殊な設定をなんともリアルに読ませる力があるので感心しました。