レビュー一覧

優しさタッチの絵も素敵ですが、ストーリーも愛に溢れていました。

温かいお話です。難点をあげるなら、子どもが聞き分けよすぎるところかな。

とても優しく可愛らしい絵柄で内容にピッタリでとても楽しめました

大切な人の為に嘘をつくとの優しいお話でした。悪い人は出てこないし、読後感も素敵です。嘘がバレても責めないのも素敵ですね。それだけに少し切ないストーリーでもありました。とは言え、第三者から見れば複雑とも言える関係。そこは上手く娘ちゃんのクラスメイトとかに伝えると思いますが。ヒロイン姉は親としては適切ではありませんが、ヒーローとヒロインの思いから、彼女なりに親になれて良かったです。何より娘ちゃんが傷付かないのが一番大事。彼女の嘘も優しさから来るものだと思います。

絵は古いですが綺麗で好きです。美人で行動力のある姉に惹かれたヒーロー。初めに妹と出逢ってたら妹と結婚していたのでは？皆が良い人で娘も可愛らしく、素敵な作品でした。

上手に書かれていましたが、好みの分かれる物語だと思います。子育て経験のある者としては、ヒーローとヒロインのロマンスによりヒロイン姉への憤りのほうを強く感じました。

素敵なお話でした。タイトル通り、皆が優しさから嘘をつきます。最終盤まで登場してこないヒロイン姉の気持ちだけずーっと見えてこないままでしたが、実の娘を捨てたお姉さんも半端な覚悟でいたわけではないのと、学生の時分から10年近くたって精神的な成長や心の変化があったことが伺えて良かったです。そこまで丁寧に描かれていることに忠津先生の力量の凄さを感じました。お姉さんの気持ちとしてヒーローへの想いを残しているとは思いませんが、人生の選択肢として一時、手に入れることが可能であった普通の女性としての幸せを羨望していたのかなと思います。そしてこれまでは戻るつもりはなくとも戻れる場所として心のよりどころにしてきたのかな…と思います。結末は養子制度が発達している欧米ならではと思いました。ALL OK！でハッピーエンドなのでしょうね。絵はとても上品です、登場人物に清潔感がありみな上品です。とても読みやすかったです。ヒロイン姉妹の魅力は本当によく伝わりましたがヒーローは私的にイマイチ…。☆マイナス1してしまいました。

幸せになったヒロインとヒーローより、不器用な恋愛しか出来ず、人の親にもなれず、でも人を愛する心は持っているヒロイン姉の気持ちが一番気になる・・・！　彼女はきっと、この先も同じように生きるんだろうなーと思いながら、彼女を見ていると、それが幸せだと思い込むヒロインとヒーローが憎らしくなる・・・あああ、脇役スキーには堪らないヒロイン姉。

忠津先生の絵が美しく読みやすかったです。ヒーロー、ヒロインは共に美しく魅力的でした。ヒロインと姉は双子ではないのですね？だとしたら８年後に会った時わからないもんでしょうか？突っ込み所は多いのですが、絵の美しさ、子供の可愛らしさでこの評価です。

こんなに上手く行くケースってないですよね。みんな良いキャラクターでした。