レビュー一覧

00年代初頭ごろにピザッツで連載していた 尾崎晶氏の代表作です。フタバテレビという架空のテレビ局を舞台に、ヒロインの夏目玲子を始めとした数多くの個性的で爆乳な女性キャラクターが様々なシチュエーションでＨを繰り広げます。また、時折出てくる現実の芸能人なんかをパロったキャラが笑いを誘います。しかし、多くの個性的なキャラクターを産み出してきた弊害か、段々メインヒロインであるはずの夏目玲子の影が薄くなっていきます。二巻のプライベートビーチでの屋外Ｈ以降、福山クンと夏目さんがＨするのは終わりの見えてきた、四巻の終盤を待たねばなりません。この作者、嫌がっているように見えてノリノリだとか、Ｈなイタズラからの本番突入のようなシチュエーションのときは明らかに筆が乗っているのに対し、真面目に付き合ってのラブラブＨはあまり得意でないのか、終盤の福山くんと夏目さんのＨは一巻辺りで見られた程の興奮が感じられません。とはいえ四巻終盤の温泉乱交Ｈや、三巻の夏目涼子とのＨは背徳感があってとても興奮しました。時事ネタが多く、今見るとさすがに古さを感じる描写も多いですが、（現実の芸能人パロで清原やモー娘もどきのキャラがチョイ役で出てきます）全体として見れば笑えるしＨだし、実用性も抜群です。あと、本作は同作者の作品に何度も何度も登場する人気キャラクター、秋野美佐子アナの初登場作品となります。作品を経るごとにどんどん淫乱になってくる感のある彼女ですが、本作では随所で母性を見せたり、一応程度の嫌がる素振りを見せています。個人的にはこっちの方が好み。

古臭い絵と設定です。女性の裸もちょっと個性が強くて苦手でした。