レビュー一覧

２部構成になっています。後半部分は容赦なしの執着攻めです。しっかりとまとまったお話だと思います。

裏切りとか憎しみとか…復習劇とか大好きな設定なので楽しめました。欲を言うならもう少し、傲慢で薄情な攻めを翻弄して仕返しして欲しかった様な…でも皇帝サマだし、あれでも充分だったと思うことにしました。それにしても、中世のトルコ帝国って萌える舞台デスネ。

ずっと探していた本でした。攻めが過去の自分を反省し、受けが優しく包み込む話しが好きです。

ずいぶん以前に購入していたものですが、改めてレビュー。とても好きなお話で、もう何回も読み直しています。尊大でオレ様だけれども愛に飢えたな攻が、純朴な受を傷つけながらも許され、真実の愛に目覚めます。ベタですが、お互いが心の底で求め合う姿に切なくてキュンとします。当て馬ハリルは少し可哀想かな。

良かった、良かったんですけど、イマイチ萌え切れなかったのは私だけでしょうか？時代としてはオスマントルコ帝国の時代で、スルタン（王様）が立ち寄った村の少年を連れ去って小姓にして…。という話なんですが、何て言うか、復讐劇にしてはあまりハラハラする所が少なく、スルタンが本当の愛に目覚めるにしては、甘さが足りない感じなんです。もう少し甘々なその後を見たかったです。

面白かったです。ちょっと甘いかもしれませんけど、★5個で。