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記憶喪失になって主人公に求愛しても前の酷すぎる態度の方が印象が強かったです。

特典はヒロイン、夫、フローリストのモノクロイラストでした。事故に遭った夫が別人のようになった原因は、ほぼ同時期に事故に遭ったフローリストの魂だか人格だかが乗り移っているから…なんて騙された気分。事故前の夫は人格破綻者で見ていられません。フローリストの黒髪と髪型は嫌です。男性のハーフアップは嫌いなので。日野塔子作品の黒髪男が大嫌いな私は「もう出さないで！」と叫びたくなります。「クズ男の夫よりフローリストの方が断然良い男」という設定にしたいのかな？フローリストは人妻であるヒロインに恋をした事故前までならば報われなくて哀れですが、ヒロインの夫の肉体に自分の魂が宿ったらどさくさに紛れて良い思いをしているので好感が持てず。形を変えた略奪愛です。しかも不倫とは違って世間からは非難されない。納得いきません。夫がフローリストの人格に入れ替わったことをヒロインに全く説明する気がないので、どうしてもフローリストがずるい人に見えてしまいます。

ヒーローは、どうなっていくのか、ヒロインとはどうなるか気になります。

いくら政略結婚でも扱いが酷すぎます。親にも言えず耐えるしかない唯はこのままじゃ壊れるんじゃないかと思っちゃいました。なのに事故で記憶喪失になったら、愛人の事も会社の専務も覚えてないのに唯の名前は憶えてるって。本当に別人になった夫が記憶を取り戻したらどうなるんだろう。