レビュー一覧

1巻のみ読了。自分の生き方がしっかりしている、行動指針が確立している人はかっこいい。誰かの幸せ基準じゃなく、自分の物差しで暮らしていけると有意義だと思う。つまり、この主人公好きだな。

心が疲れてる時は特に、じんわり来ます。私は私のままで、ここにいて良いんだと思えるというか、むしろ許可なんか要らないんやん？　というか。人に対しても自分に対しても、仕事、物や時間に対しても、ちゃんと丁寧に生きたいなと再認識させてくれる作品です。

やっぱりいい！何度も読み返してしまっている。こぼしている感情を拾えていないのかと。きっと私も藤井さんに近づきたいんだと思う。今巻をみて若い頃に通り過ぎてきた色々様々な人や物事を思い出しては自分も藤井さん側だったり、人に合わせて笑っているような人間だったり、どちら側にも揺れながら、自分と重ね合わせて恥ずかしくなり、悔しくて腹が立って、儚くなって泣きたくもなる。取り返しのつかない過去の自分を抱きしめたくなるような感情が引き出されました。

今の時代に合った作品で、読んだ人誰もが毎日の生活がちょっと心地良くなる不思議な効果があると思います。ジト目のフジイさん、追い続けたいです。

神経質で人の顔色ばかり気になってしまう自分には、この主人公のように自分に正直に生きていけたらなって思う反面、何となくこうはなりたくないなって思ってしまう矛盾した感情になりました。

いいですね！本人はただ自分のやりたいようにやってるだけなのに、周りの人たちの人生に影響を与えるフジイ。現実の世界でも意外に周りから「変わったやつだなあ」と思われている人が実は多趣味だったりすごい人物だったりするのかもしれないなと思いながら読んでいました。

フジイの周りの人間が少しずつ変化していく。

社会人として生きていくには、競争をしたり、自分を大きく見せたり、周りにあわせて納得しているふりをしたり、いろいろ元々の自分から乖離していくことはあります．それ自体は悪いことではないでしょう。でも、そうして捨て去ってしまった、目を向けないようにしてきたなにかを大切に持ち続けている人は、最初は軽くみていても、年をとってくると逆にまぶしく見えてくるのかも知れません。こういう人生を歩みたいか、聞かれると答えは微妙ですが、感情的には惹かれるところがあり、そうした点がフジイさんの魅力として映るのかと思います。

会社にいる地味で無口なあのひとも、ひょっとしたらそうなのかも？居そう？でいなさそうな、悟りの人、フジイさん。本人は悟っているわけではないんだけど…自然体で素敵ですね。フジイさんとのそれぞれのエピソードも良いです。人間関係に悩んだらぜひ読み返したい。

面白い。他サイトでサンプル読んで、続きが気になりレンタで購入。石川さんも、田中も、他の登場人物に全てに共感。フジイを見てると不安になるけど憧れる。周りに必ずいる人達がフジイと繋がって、どんな風になっていくのか展開が楽しみ。久しぶりにこんな漫画に出会えて嬉しい。青年誌は熱い友情の押し付けがなくてリアルで良き。