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レビュー一覧

ヴィーナスに接吻

5点 4.0 76件
  • 4点 5
    24
  • 4点 4
    26
  • 4点 3
    11
  • 4点 2
    3
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    2
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    心をえぐられた。※※※※※※ちょっとネタバレしています※※※※※※表題作でまるっと構成。察しが良い人はタイトルでピンときたかもですが、受けが「ヴィーナス」です。美しいのは勿論ですが、あの像のように両腕が奪われます。表紙もただ包帯で腕を緊縛しているかと思いきや、本当に腕がなかったという。扉絵は思い切りそうなんですが、サンプル見た際はさほど気にも留めなかったのですよね、でも読後に改めて見ると、胸に押し寄せてくるものがあります。途中意味不明の涙を流しながら読んでいました。受けは腕を失うのですが、それで閉鎖的になるわけでなく、攻めと共に歩んでいきます。歩むという温いもんじゃないかな。腕切断シーンは割愛されていますが、とにかく痛い作品でした。絵はサンプルの雰囲気のままで、すっきりとした美しさ。逆にそれが色々な物をよく見せつけてくる…。本作で一区切りで、続刊「深海のヴィーナス」で完結のよう。二人のこれからが気になりますが、しばらく休憩して続刊を読むかな…。えぐれた心が戻ったころに。作者の思う「究極の愛とSМの世界」ですが、人によっては非常に嫌悪感を感じるかと。これは気軽におすすめできない作品です。

  • 2013-03-25
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    『アンダーグランドホテル』が好きで、こちらも読んでみましたが、こちらは私はイマイチでした。究極のSMとありましたが、攻は確かにSだけど、受がMじゃないように思います。ネタバレですが、受の台詞で、攻にひどいことをされると生きている実感を得られる、というようなものがあったんですが、それが快感だったら、もっとしっくりくるんだろうなぁ、と思いました。いずれにしろ、ソフトSMとかプレイとかではなく、精神的にがっつりSMです。苦手な方はご注意を…。

  • 2013-09-24
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    SMが苦手なので、敬遠していた作品なのに、やっぱり読んでしまった。定広作品には不思議な魅力がある。[両腕を切り落とすなんて残酷]と思っていたのに、読んでいるうちになぜか残酷でなくなってくる。そればかりか、四六時中世話を焼いてもらえて、愛してもらえておいしいなどと、思えてくるから不思議だ。この主人公のトマと都の愛というか絆の間には、誰も割り込めない。それほど二人はお互いを必要としている。そこに金にものをいわせ絡んでくる樹は、最初は金持ちの道楽だと思っていたが、実は樹も都に恋焦がれているんだと気づいた時、人間ってなんて複雑なんだろうって考えさせられる。そんなわけで、定広作品は刺激的、かつ官能的で、ストーリーもおもしろく、その世界観に浸りたくなり、何回も読み直したくなる。

  • 2013-03-01
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    むむむっ・・・以前同じ作者の『アンダーグランドホテル』を読んだ時もそうだったんですが、話の内容はしっかりあるんですがイマイチ私には合わないなと。。何が合わないんだろう?と考えると・・・カップルに萌えないんです!当のカップル同士は盛り上がってるんですけどね(苦笑)

  • 2013-11-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    ずっと気になってたんで、やったぁと言う感じ。私は定広先生があり得ない設定、世界に引き込ませてくれるので好きです。こんな設定の恋愛話描けるの定広先生だけじゃないか。腕がないって!! 手フェチなので、最初のトマの手にはちょっとキュンとしちゃったな。こんな両腕ないのにsexyで綺麗で愛されるってトマにしか無理! 私は都みたいなサディスティックな男大嫌いだけど、トマに対する優しさも同時に与えられ、その行動の中に自分への執着が見えるとハマっちゃうのかな。。子供の都は結構好みです。でもどんなにいじめられても都に懐くトマはやっぱマゾなのかな。とにかく面白かったです。

  • 2013-11-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    これはSMってゆーより底のない執着モノって感じでしょうか、相当に病みまくっております。腕詰める?ってどんなエグさだよ、、(笑)と敬遠してましたが蓋を開ければ眉を顰める様な代物ではなく何とも深い愛情モノでした。ん〜歪んだ純愛?都もトマもどーあってもお互いが唯一無二なのにおかしな三角関係(ある意味四角?)に陥ったり言っちゃえばまどろっこしい(笑)攻め様以外とも関係を持つってゆーのは好きではありませんが、これは何故だか許せます(笑)樹もトマも愛情なしの利害関係だからもかもしれませんね。と「ええ〜樹そうだったの?」と言うオチのせいかな?(詳しくは是非本編で!)最後の都の受難?は要らなかったな〜(詳しくは本編で!笑)

  • 2013-10-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    結構ハードな内容なので好き嫌いが分かれるかもしれません。HはそこまでSMが盛りだくさんな訳ではないのですが、二人の精神的な根本にあるSM度は高いです。この作者さんは本当にツボが一緒で私にはドンピシャでした。話も濃いし間延びもしていないし、ただのSMものじゃなく共依存に近いかも?心の底からお互いを必要としているのが分かり、パトロンとやったりしていても安心して見ていられました。その後の二人をもっと見ていたいです。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    48hレンタルで読みました。あんまりと言えばあんまりな始まりで度肝を抜かれましたが、全て読んでしばらくして、一番印象に残っているのは「もしミロのヴィーナスに両腕があったら、これほど魅力的だっただろうか?」という部分です。これには深く納得してしまいました。正直に言うとこの作家さんの作品の中ではあまり好きな方ではないです。

  • 2014-05-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    うーん。よくわかんないです。こういう嗜好がまったく自分の中にないんだ ということだけはわかりましたーどうやっても解決しない底なし沼に入ったみたいな感じです、この作品。おわんないじゃん。無理ー

  • 2016-08-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    昔書籍で読んだ事がありすごい話だな、と当時の自分には理解しがたく、でも何だか心に引っ掛かって忘れられない一冊でした。そんな作品を電子で再度じっくり読もうと思いポチりました。結果、大正解。先のレビューにあった通り共依存の関係ですね。お互いに好意を認められない拗れた大人達です。絵はAGHよりすっきりしてとても綺麗です。SM色強いし万人受けはしないけど刺さる人には刺さる良作です。