レビュー一覧

各話のお話は短くても構成が素晴らしく、登場人物の内面の描写もとても上手く描かれていて、最後までたっぷり楽しめる一冊でした。タイトルのミラーボールの話も本当良くできてるし、ガールズトーク全開の話もわかるわかる、女子はこんな感じだーと思いながら読んでました。

繰り返し読めば読むほど味がでる、名作です。雰囲気とか行間がすてき。オトナ向き。

エキセントリックで良くも悪くも人を選ぶ作品だと思います。70年代につくられた映画を見ているような感じでわざと小難しく描いてる気がしますが、かえってそれが気に入る人もいれば、ついてけないって人もいると思います。私は評価を鵜呑みにしてレンタルしてみたのですが無理でした……。この人の作品はどれもこれも凡人には理解し難いです。中二っぽいです。

中2っぽくて内容が入ってきませんでした。トゲの描写も気持ち悪く…苦手です。

すごいな、相変わらずヤマシタさんは。人の心の抉り方が。良質の短編小説のような完成度。個人的には冒頭のお話の、やさぐれた感じの美術の先生♀が好き。それから年上の女性に愛を語る中学生も。足をつかむシーン。巻末のボーナストラックで、登場人物たちの「その後」が少しだけ紹介されているのも微笑ましい。この本を出版された頃、ヤマシタさんはご病気で入院されていたとか。それでも発売日をずらさないために、内容を変更して間に合わせたそう。プロの意地だなとしみじみ感じ入りました。何度も読み返すことになるだろう、良作です。

深いようにみえて実は浅いのではないか。。。と思うような作品の寄せ集めでした。

好きな作家さんですが今作は共感できず。残念でした。

私の中ではヤマシタさんの作品は当たり外れが激しいのですが、今回は外れでした。なんか全体的にサラ～ッと終わって印象に残らないというか…さんかく…の最新刊に期待します！

特別でない、いわゆる普通の人たちの、とある日々。それを覗き見たような感じ。難しい設定もなし、登場人物も頑張り過ぎていない、自然体で読める一冊だった。物語を読んだというよりも、誰かと話をしたような、そんな読後感。他の方のレビューにもあるとおり、構成も素晴らしい。（饅頭屋の子の話は、私にはわからなかったが、それを差し引いても良かった）疲れたときにゆっくり読んで、ああ、普通の人間って、こうだよなぁと、かたくなった心をほぐしたい。

すごいです。ミラーボール世界中ではないですが、何人かの人を幸せにしました。偶然にしても連鎖が楽しすぎ。一話目の先生からやられたって感じです。ヤマシタワールド万歳。