レビュー一覧

自分の大切な人が急逝、悲しみと後悔で自分が生きている事の方が辛くなり、私も同じ事を信じました。ここで生きてないだけ、異世界で仲間に出会い幸せに暮してると。その時間を経て、大切な人への想いと共に生きていく現実です。彼女が明るい色の服を着てその事を心から嬉しく思う彼がいる、優しい時間。

作者さんと同じ年頃の子供がいるので、かつて育児絵日記を見てあるある〜と共感していたのですが、伝説のお母さんを始められた頃にはいまいちピンと来ず、離れていました。が、懐かしい名前にためし読みしたこちらは涙鼻水が止まらない！異世界転生ものはいくつか読んで、ハイハイラノベラノベって思ってたけれど、大切な人がいなくなってしまった時に、別の世界線でひゃっはーしてるかもしれないって思えたら、あやしい宗教とかにはまることなく魂が救われるかもしれないな。極楽浄土とかもそういうことなんですかね。そして、残されたものの視点で捉えると、今後うっかり異世界転生ものを読んでも、そのチートっぷりを良かったね！がんばれ！と心から応援できそう。

言うなれば、これは『異世界転生したい人』への盛大なdisなんだと思う。異世界転生て夢のある世界ではあるけど、逆に夢しかない。ただの妄想。現実は何も変わってない。なんなら、時間浪費しただけ。エンタメに消費する時間は満足感と引き換えだからWin-Winではある。 ただ、そこに依存するレベルになると、ヤバい。 息子が異世界転生したと思い込む母親、というアンチテーゼにのせて、それは異世界転生ものに依存しきって社会生活おろそかになってしまうレベルの一部の人へ向けた、でっかい皮肉。 私はエンタメ大好きだけど、あくまで一時的な逃避の手段として好んでいるので、こういうウィットの利いた皮肉は大好きだな。 新しくリノベーションされた漫画も出ているようですが、私はこっちのシンプルな作画の方が真に迫っていて好き。エンタメに注力してない分、描きたい事が明確で。

ピクシブで見て久しぶりに感動したので身内に紹介しました今の異世界物はチート転生にしろ追放系にしろ「俺、すごいだろ」アピールが露骨なので面白くても人に、特に身内だと白い目で見られる恐れがあるので胸を張って話せる内容が素晴らしいです身内も「俺も紹介した」と高評価でした

今は息子が死んだことを受け入れられず、異世界に行ったから早く戻っ来て欲しいと思っているが、いずれ、息子は異世界で元気に頑張って暮らしているのだと思って欲しい。だから、お母さんも息子に心配かけないように幸せになって欲しい。

何を書いてもネタバレになってしまう。・息子には逢えない。・異世界には行けない。・突然やってきた女は、夫婦不仲。「なろう系」の裏としての、残されてしまった人々の心をここまで掘り下げてくる作品、読むのにも描くのにも本当に体力が要る。それだけにきちんと完結させた、作者に敬意を示したい。追記。大我くんは、必ず異世界に居ます。そして、再び現実世界に戻り母親に会うために戦っています。

ネットで無料で読んだけどしっかり買っとかないとと思いまして買いました。後日談もあり良かったです。

絵は全く好みでは有りませんがストーリーはヤンママだったお母さんの同級生を思い出し思い立ったら直ぐ動く行動力は素晴らしいと思いました。

マンガの内容はもちろん星５つです。が、何といっても あとがき です。買って良かった。そして読めて良かった。

異世界転生が沢山はびこる世の中。真実を受け入れることができない人には、藁をもつかむ話なのかも知れません。そう考えると転生物を楽しいだけで終わらせられないかも。