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レビュー一覧

総合評価
5点
4.4
(18)
5点 5 12
4点 4 3
3点 3 2
2点 2 1
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2021-08-02
評価点
5
カナさん
Renta!で購入済み
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懐かしい( ; ; )紙で今でも保管しております。Juneの黄金時代を築いた作者様の悲恋ものですね。このラストに泣きに泣いた腐女子たちが、救済バージョンと思われる物語をネット小説として世に送り出していました。が、やはりこれは悲恋だからこそ皆の心に名作として残ったのだと思います。それが今ではハッピーエンドのBLが当たり前になり、リアルにカミングアウトをする人も増えて、私は少しずつ良い時代になってきたなと思ってます。悲恋はもう要らない。同性愛は特別なものじゃない。いつか普通の恋愛小説、恋愛漫画として扱われることは、かつての同性愛に対する差別と迫害に憤りを感じてきた私の悲願です。だから今の若い人たちにもこれをただの暗い物語としたら捉えず、この悲しみを知ってる世代が少しずつ世間の認識を変えてきた道だということを知って欲しいなと思いました。
2021-07-26
評価点
5
白雪さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
薄幸不憫受の匂いをぷんぷんと嗅ぎつけて、読みました!やられました。容赦無いーっ!!後書きで、これは今の時代のBLではなく「JUNE」なんです、と書かれていて、ガッテンボタンを激押しした私です。簡単な救済も、謝罪も贖罪もない、涙が止まらない…そんな涙活にオススメの一冊だと思います。今時のわかりやすいBLにトキメク人には向きませんが、わかりやすさに食傷気味の人には、じっくりと味わえる一冊です!
2021-07-26
評価点
4
ゆききさん
Renta!で購入済み
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ここ最近ではあまり見なくなったエンディングでしたが、作者さんが「これはJUNEだから」と書いておられたのを見て納得。確かにBLではなくJUNEですね。若い読者には目新しいかも。私世代では懐かしいです。
2021-07-31
評価点
5
あーるさん
Renta!で購入済み
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読んでから、数日・・・いまだに立ち直れません。こんな衝撃的悲壮な物語って、ありますかよぉぉ、はあ……さわりから、これは覚悟がいるなと思いましたけど。まさか、最後まで救いがないとは。そうねえ、現実的には帝国の皇帝ならば、その道しかないのかもしれないけれども。皇帝がいい男だけに、描写のひとつひとつが苦しかった。あの時の、婚約者への心からの親愛に満ち溢れた恋人同志のキス。あれが主人公の勘違いではなくて嘘偽りないんだっていうことに、まず心が千切れた。そのあとは、一度も浮上せず、畳み掛けるように心が死んでゆくだけ。似てるんだって。身代わりにしてるのに気づいてないのは皇帝本人だけ。それに目を瞑る誰も彼も。狂ったのか、逃避したのか、そうと気づかずそこに逃げ込んで、皇帝は、心を殺したから、幸せなのか。
2021-11-25
評価点
3
ののさん
Renta!で購入済み
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JUNE時代はよく知らないんですが、そういわれる作品っぽさはすごくあるなと思って読みました。ただ何というか…悲恋ものは好きなんですけど、これはただの悲恋じゃないんですよね。あまりに人為的で、避けられたはずのもの。そして当のイリスの人となりと庇ったはずの相手の諸々を考えると、自分の中ではどうしてもイリスが真相を口にできなかったというところが説得力に欠けるんです。そうなっちゃうとクライマックスの手紙も興ざめでしかない。個人的にあまりに過剰な悲劇には斜に構えるようなところがあるんだと思います。そもそも「JUNEっぽい」を頭に叩き込んでから読んだほうがよかったかもしれない。
2021-07-29
評価点
5
はるさん
Renta!で購入済み
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昔々小説JUNEで読みました。あまりにも救われないお話にもやもやしたことを思い出しました。やっと誤解が解けても二人を取り巻く周囲の状況は変わらず二人が一緒にいることを許さない。ルシアンは世継ぎを作るために結婚し、なにより病んでいたキラは死んでしまう。ラストは衝撃的ですが、男同士である為に許されなかった二人が魂では伴侶としてやっと寄り添い合うことができた。ルシアンの幸せそうな笑顔はそういうことだと思います。周囲には狂人に見えますが。あと近習の言葉からルシアンはもうキラだけ、妻のマイラはこの先相手にされないだろうと思われます。婚礼初夜で世継ぎを妊っていたらよいけれどどうでしょうか。王国の終わりを予感させる妖しくも耽美なラストシーンはやはりBLというよりJUNEですね!
2021-07-26
評価点
3
にいさん
Renta!で購入済み
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どこまで行っても鬱屈していて、最後まで誰も救われません。王様がやっと事の真相に気付いて健気で儚い主人公が救われると思いきややっぱり救われなかった。周りの誰も彼もが罪悪感にまみれているものの口を閉ざして傍観者に徹しているのがもう、切なくて切なくて涙が止まりませんでした。救いの続編期待したかったけど主人公がああなったらもう無理だろうな....。来世とか持ち出さない限りは。
2023-05-17
評価点
5
姫マロンさん
Renta!で購入済み
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久しぶりに この小説を読みました。改めて泣きながら読み、切な過ぎて 涙無しでは 読めませんでした。愛し過ぎるゆえの 嫉妬 憎しみ 苦しみ いつの時代も 愛しあう事が幸せだけとは 限らない事がつくづく感じられる物語です。最後に 全てが浄化され 「魂の伴侶」として結ばれたのが 唯一幸せです
2021-12-05
評価点
5
ぽっちさん
Renta!で購入済み
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メンタル全部持ってかれた…(´;ω;`)吉原さんと木原さんの作品ったら幸せになるばかりの物語ではないところに魅力があるのはわかってるんです。わかってるけど…それでも悲しい終わり方でした。何度も読み返すと思います。
2021-08-27
評価点
5
ピラ子さん
Renta!で購入済み
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胸がギュッて締め付けられました。キラが哀れすぎて…最後、キラの本当の父親とかが出てくるのかなって思ってたけど、出てきませんでした。