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ヒロインの苦悩の元は現代では大ごとにはならずに、それでも慎ましいタイプの女性にとっては今も昔も悲しみと虚しい出来事だと思います。ましてや片想いでも好きな男性と、でもなかったのだから。そして自己責任とは言え、その6年は苦しかったと思います。ヒーローも人間的には苦悩から大人になって帰国したと思いますが、自分の眼の前で、自分の為に、自分の身代わりに被弾し肉片と化した、仲間であり部下を喪った苦悩は計り知れないです。夜も眠れず日中でも太鼓や爆発音に似た音などなどで戦場に意識が戻ってしまうほどのPTSD を負ってしまう体験というか帰国軍人に多いという戦後後遺症の程を教えられた気がしました。共に手を取り合い、互いに助け合う同士としても互いを見出すまでのお話しとも言えるかとも思いますが、苦悩への振り返りシーンが少ないのでそんなに重さはないのですが、その間を埋める様なお話しがいろいろあって、時に笑い時に伏線のお話しが入っていて、飽きもせず、重すぎずにいられました。アレコレ突っ込みどころがないワケではないのですが、ヒーロー妹のお話しが読みたくなったのと、姪のフェリシティと猫がいい味出してましたので、後半ではフェリシティが可愛く思えた程だし、ヒロイン父も実は娘想いだったことが嬉しかったです(^○^)
運命の再会の物語で、読んでいて、胸がきゅんとしました。
最初の誤解は、ほんの小さなボタンの掛け違いのようなものだと思うのですが、その結果は二人にとって孤独と絶望の6年間でした。特にこの時代の女性にとってはヒロインの身に起こった出来事は人生を終わりにしてしまうほどの致命的なもので、誰にも認められず、自己否定を続けるヒロインの6年間は本当に孤独でつらいものだったと思います。ヒーローはどちらかというと迂闊な男性で、彼女の前で失敗ばかり。おいおい、と思うことも多々ありましたが、ヒロインの秘密を知っても(この時代ならたとえ女性に非がなくても責められて当然なのに)、ヒロインを責めることは全くない。むしろ自分がそんなきっかけを作ってしまったのだと後悔する様子は、やはりヒロインを心から愛し、大切に思っているからだと思いました(とはいえ、このヒーローはその秘密を打ち明けられた時にも大きな失敗をするのですが……)。そのいろいろな失敗の分もヒロインを大事にしてね、と釘を刺したくなる、そんなヒーローです。最後の最後に放蕩を尽くしたヒーロー兄の話と彼らの家族から財産を奪った弁護士の話がつながり、二人の恋愛だけでなく、事件もありのお話で、長さを感じさせない読み応えのある作品でした。初めての作家でしたが、この方の前作とヒロインに自分を信じることを教える某女性の話(この女性の話もぜひ書いてほしい!)も読んでみたくなりました。
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ヒロインの苦悩の元は現代では大ごとにはならずに、それでも慎ましいタイプの女性にとっては今も昔も悲しみと虚しい出来事だと思います。ましてや片想いでも好きな男性と、でもなかったのだから。そして自己責任とは言え、その6年は苦しかったと思います。ヒーローも人間的には苦悩から大人になって帰国したと思いますが、自分の眼の前で、自分の為に、自分の身代わりに被弾し肉片と化した、仲間であり部下を喪った苦悩は計り知れないです。夜も眠れず日中でも太鼓や爆発音に似た音などなどで戦場に意識が戻ってしまうほどのPTSD を負ってしまう体験というか帰国軍人に多いという戦後後遺症の程を教えられた気がしました。共に手を取り合い、互いに助け合う同士としても互いを見出すまでのお話しとも言えるかとも思いますが、苦悩への振り返りシーンが少ないのでそんなに重さはないのですが、その間を埋める様なお話しがいろいろあって、時に笑い時に伏線のお話しが入っていて、飽きもせず、重すぎずにいられました。アレコレ突っ込みどころがないワケではないのですが、ヒーロー妹のお話しが読みたくなったのと、姪のフェリシティと猫がいい味出してましたので、後半ではフェリシティが可愛く思えた程だし、ヒロイン父も実は娘想いだったことが嬉しかったです(^○^)