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レビュー一覧

小説・実用書『韓国「反日謀略」の罠』

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総合評価
5点
2.0
(1)
5点 5 0
4点 4 0
3点 3 0
2点 2 1
1点 1 0

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2021-09-25
評価点
2
踊る工芸家さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
著者は「在日韓国人へのヘイトスピーチの背景には、韓国による嘘・捏造・窃盗・強盗などに対する怒りもある」と主張するが、これは論理飛躍している。「韓国が悪いから、在日韓国人が差別を受けるのだ」は論点摩り替え・責任転嫁・八つ当たり・因縁吹っ掛けであり、差別主義者の自己正当化を助長するものでしかない。強盗した韓国人と全く面識のない在日韓国人。別人格である。単に「韓国人」という共通項があるだけだ。たったそれだけで同一視しヘイトの矛先を向けるのは、御門違いであり「個人と集団の区別がつかない阿呆」の愚行。この愚行を世間では差別と称する。差別が良くないとされる根拠は、無関係な被差別者に要らぬ苦悩を生じさせるのみならず、「そもそも論理的に間違っているから」である。だが自称保守(ネトウヨ)は論理的思考力が不十分で自己客観視能力も欠如しているため、二言目には「これは差別ではなく区別だ」等と現実逃避する。こうした差別には著者も反対している筈だ。ならば、差別を助長するような非論理的な言及は避けるべきだろう。差別主義者は自分が理解できる対象には共感力が働くので、「いじめられるのはいじめられる側に問題があるからだ」「殴られるのは殴られる側に」「痴漢に逢うのは痴漢に逢う側に」という発想にも繋がり易くなる。こうした被害者非難は彼ら自身の被害者意識の裏返しでもある。この著者やその同調者は、まずはネットで感情自己責任論を精読し、「怒りの原因」が「それを感じる者自身の固定観念にある(怒り対象にはない)」ことを理解すべきだろう。怒る対象に原因があると勘違いしているから、「在日への差別の背景には韓国に対する怒りが~」となるのだ。全ての差別主義者は低水準教育の犠牲者。義務教育で哲学・心理学を教えないから先見性・共感力・自制心・適応力・論理力・倫理観・リテラシー・問題解決力が低くなる。