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切なくて泣いてしまいました。伊月たちのお話がとても良くてハッピーエンドで良かったと思いきや環の話が切なすぎて読んでいて辛かったです。仕方の無いことかもしれませんが攻めがずるいなぁと。どうせならもう会わないで終わってくれた方が悲しいけどスッキリ出来たのにと思いました。

「子供をつくろう」この一言で環の心は救われたのだろう。そして「流産した」もう涙ウル。家や社会的立場が個人の価値観よりも重視優先された時代。結城を恨む気も起きない。時代が悪かったといえばそうなのかもしれない。伊月と芳野，環と結城，順番が入れ替わっていたら環と結城は一緒に生きて行けたのかもしれない。若い世代の方がほんの少し自由度が広がるというのも，はたから見ていると微笑ましい一方で，前の時代を生きざるを得なかった者たちが切ない。伊月が幼すぎるように思えたこと，伊月と芳野の見分けがつきにくいところがちょいちょいあること，ということで☆４。

ネットの評価が高かったから読んだんだけど結構感動した

上巻だけ借りました。おもしろいとは思うんですが、中二病のようなモノローグとかに何だか恥ずかしさを覚えてしまいます。あと無理矢理が多くて、あらすじで分かっていたとはいえ辛かったです。前作と同様、受けが健気でそれがとてもよかったです。攻めも受けを大切にしてて、なんとか幸せになってほしいと思いました。もともと絵の綺麗な先生でしたが、さらにうまくなってて、そこもよかったです。

絵は綺麗ですが、全員が全員身勝手な人達でビックリです。まだ下巻の方が少しはマシかな。恩は仇で返すし、シリアスな場面から急にコミカルな絵になるし、色々が安直過ぎて嫌な気持ちになるばかりでした。まとめ買いしなければ良かった。

舞台は大正。父の環と養子の伊月のそれぞれの愛の話です。どちらも切なく悲しいのですが、環と結城の報われない愛はツラいです。男とは、当主とはと教育され愛しながらも環をあきらめた結城。その別れが歪んだ形になり伊月に向けられる。伊月を芳野に任せ隠居した環を訪ねる結城。このふたりにも穏やかな愛ある日々が続いてほしい。

これは環のストーリーです。前半のCPはそれを引き立てるもので、後半の環の感情に全て持っていかれます。最高の作品でした。

同情に値しない。攻めは本当に卑劣な人で、個性が弱くて、女性と結婚することを選んだが、婚内浮気をした。受けはこっそり愛人になるしかない。

伊月と芳野の二人がメインだけど環と結城の話が切なさ過ぎて心に残りました。環の幸せを願いたい。

メインカプ(？)は色々と中途半端で一巻出だしは思わせぶりなのに不燃焼…だしちょっとご都合主義過ぎ。切ない系なのにウルトラC(死語？)でハピエン…みたいで。途中伏線からのサブカプの紹介からどんどん面白くなって、二巻目で佳きに終わった…。というか年上(この人達が年も取らずに若者にしか見えない)コンビが実はメインだったか！？と今頃気づきました。この人達のあまり救われない歴史があってこそ若くてしがらみの少ない若者組がちょっとぐらい無理やりでも幸せを手に入れなければいけなかったのかも。