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レビュー一覧

小説・実用書『なぜ韓国外交は日本に敗れたのか 激変する東アジアの国家勢力図』

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総合評価
5点
2.0
(1)
5点 5 0
4点 4 0
3点 3 0
2点 2 1
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2021-11-19
評価点
2
踊る工芸家さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
まえがきの「日本社会を驚かすのはいつも朝鮮半島発のニュースである」から始まる本署。全く逆の「韓国社会を驚かすのはいつも日本列島発のニュースである」という主張を韓国の某メディアがしていたのを思い出した。どちらが正しいのかと言えば、両方とも正しくない。何故なら、驚愕するということは相手への無理解や想像力・先見性がない証拠だからだ。中途半端に無知・無理解・不見識であるが故に、人は驚くのである。「己の驚愕・不覚・偏見・早とちり・期待・失望の原因は相手にある」と双方ともに勘違いしている限り、合わせ鏡のようにこの相互応酬・同属嫌悪は続くのだろう。一方、著者は反日色の全くない韓国映画を見て、「この映画と韓国政府の反日発言のギャップはなぜなのか」としばし考え込んだらしい。個別と全体、一部と全部、個人と集団の区別がつかないと、このような思考停止に陥る、という典型例である。義務教育で哲学・心理学を教えないから、想像力・自制心・倫理観・論理的思考力・メディアリテラシー・問題解決力が低くなる。互いに忌み嫌う一部の韓国人と日本人は、嫌悪の原因が何であるかを理解するためにも、ともに感情自己責任論を読むべきだろう。