レビュー一覧

始まりは、どんなキャリアウーマンのお話なのかと思ったら、、、とても心優しいお話で最後まで和やかな雰囲気のまま終わって、とても納得のいく素敵なお話でした。また、さちみ先生の作品は、いつも赤ちゃんや子供がぷくぷくで本当に可愛らしくて、好きです！

さちみ先生のHQコミカライズをRenta!の評価順に少しずつ借りては読んでいますが、何故かこの作品が抜けてたのでレンタル。ヒロインが野心を隠さない、でも悪人でもない肉食系有能美人なのが凄く良いです。恐らく先生自身狙ってやったであろうヒロインの「キャー」天丼が可愛い。ちょっとだけその分ヒーローの影が薄くなってしまった感はありますが、キャラクター的に面白味がない人(失礼)ですし、ヒロインが野心ならヒーローは堅実で対比が良かったです。双子ちゃんがまた可愛い！お子様がいい動きをするHQはハズレなしです。

育児に縁がなさそうなビジネスマンとそのバリキャリ秘書が、双子のちびっこに振り回され骨抜きにされる様子が見ていて微笑ましい。それだけに、双子との今生の別れを嘆くヒロインの悲しみや絶望感を想像すると思わずウルッとしてしまう。そして（読者の予想通り）単なる行き違いだったことが判明した瞬間、ヒロインの「え？」な顔から取れかけたつけまと矢印に噴き出してしまった。他にも、疲労のあまり無意識にオムツの温度を計ってしまうヒーローや、ミルクの支度でてんてこ舞いな様子をメイクしながら別室から覗き見るヒロイン、誰一人カメラのほうを向いていない家族写真の撮影のシーンなど、ホームコメディ感覚で楽しめる。また、「女性なら未経験者でも育児ができて当然」という偏見をめぐる男女間の葛藤や、互いに協力して乳児の世話をする疑似家族的な様子が、その後の主人公2人の距離が縮まる過程に説得力を持たせていると思う。

この作家さんは本当に赤ん坊の扱いが上手い。都合のいい展開や状況はないまま、やるべき事をやって最後には幸せになる。だから安心して読めます。

何度も読みたくなるストーリーです。特に、ハッピーでエンドなのに、その後がある。こんな素敵にまとめてくださって、ありがとうございます！

さすが、さちみりほせんせいです。バリバリのキャリアのヒーローもヒロインも、さちみわーるどで、劇的に変わったじんせいをこの短いページ数で読み応えありです。

作者さん買いです。偶然訪れたかわいい訪問者たちとの出会いに、人生を変えられちゃうヒーローとヒロインの話。読み進めてみると、出会いは偶然じゃなくて必然だったようにも思えます。初めのどたばた新米パパママ(仮)から、後半の(血は繋がってないのに)しっかり親の顔をしていた二人に感動しました。ヒーローもヒロインも、新しい命に触れてどんどん変わっていく。赤ちゃんの可愛さは作者さんならではです。素敵なお話でした。

　はっきりと言葉に出して「玉の輿を狙う！」なんていうバリキャリのヒロインなんていた？さちみ先生のハーレクインに。今作はそんなヒロインが主人公。でもこのヒロインがいいんだな。もちろんそんなヒロインに惚れるヒーローもまた然り。読後感最高！最後のページもクスッとなるし。どなたかも言っているけれど、ヒーローの親友のドクターのスピンオフもぜひ読みたいな。

作家買いです。わかりきったエンディングですが、やっぱりいいです。ハッピーエンドのその後の幸せな家族の姿も見られてほっこりしました。

漫画家さん買い、いつもどおりの素晴らしい作品です。HQによくいる「平凡な私」（だけど実は美人）設定のヒロインではなく、自身の美貌を自覚してお金持ちとの結婚を願うキャリアウーマンです。でも、そんなところがまた人間らしく、素敵に描かれていました。ヒーローに翻弄されたりしない、芯のある女性の姿に惹かれました。