レビュー一覧

攻めの執着、受けの献身、記憶の欠落。謎を紐解いていくようなストーリー展開でハラハラしながら読みました。面白かったです。

ボーイズラブにファンタジーを織り交ぜたストーリーでした。最初から、断片しか語られていない感じがして、スラスラ読み進めてしまいました。受けのキオがピュアで可愛くて、健気で…そんなキオだから、頑なに他人を拒むロシェルもほだされて、キオしかいらないと溺愛するようになったんでしょうね。胸が痛くなる場面もたくさんあるのですが、最後はハッピーエンドで嬉しいでした。

久しぶりに好みの作家さんに出会えました。淡々と進むのに切なさがひりひりと伝わってきます。先が読めないのも良かったです。先が読めても良い小説もありますし、それも好きですが、こちらの話にはどうなるんだろうという面白さがありました。先に「きんいろの祝祭」も読みましたが、あちらもとても良かったです。他の作品も読んでみようと思います。

思いやりに溢れた温かくて優しいお話でした。挿絵もふんわりしていてかわいくて素敵でした。面白かったのですが、途中で少し読むのに疲れてしまいました。多少長い本でも苦にならないほうなので、内容が少し間延びしているように感じてしまったからかなと思います。私は読み返さないかなと思い48時間レンタルにしました。

んー、ファンタジー？ストーリーは悪くないけど、キオ以外の人たちが何か薄っぺらい。レンタルで十分かな。

めちゃくちゃよかった…泣いた…！主人公のキオがどこまでも優しくて、気難しいロシェルが彼のおかけで心があるといわれても納得。死ぬ寸前まで追い込まれたキオが、ロシェルのためにまだ死にたくないと思ってくれたおかげで助かったこと、自分を責めるロシェルに伝えてあげたい〜〜。ロシェルのせいじゃないし、どちらかというとちゃんと確かめもせずキオを送り出した大人の責任…。忘れたいことを盗っていてくれる魔法使いというファンタジー要素も良かった。ロシェルの婚約者のクラリッサも素敵な女性だったので、イアンと幸せになって欲しい。

健気で献身的な主人公。なんだか、先が読めない感じで、凄く先が気になっちゃって、引き込まれました。切なくて、身分も違うしどうなっちゃうのかなぁと思いましたが、ハッピーエンドで綺麗に収まって良かった❤

めちゃ王道ど真ん中でキュンキュンします。丁寧に描かれていて好きです。シリアスすぎないところが読みやすかったです

泣けました。受けの無垢さ健気さが尊い一冊。癇癪持ちでスパダリには程遠い攻めもよき。地味めのファンタジー。

ひとつひとつ、というか、軸となるたった一つの記憶の痛々しいほどのキオの優しさと、忘れな草のために感情が読むのも表すのも乏しいロシェルの傲慢なほどの一途さに感動しました。出てくる人、それぞれが何かしら人への優しさがあります。途中、途中で、時系列に戸惑うところもありました