レビュー一覧

まさか甥のジーンが書いた手紙がそこに届くなんて予想外すぎて思わず声が出てしまいました！第2巻は特装版を購入。 私には切ないラストでした。これは ハッピーエンドなのかなあ？余韻を残す為にこういうラストもありかぁと無理矢理納得させてます。 描き下ろしでジーンが帰ってくるってなってトレヴァーは初めて観葉植物ではなくてお花を購入します。トレヴァーの気持ちがすごく伝わる場面でした。一方でトレヴァーの元を去って16年ぶりに戻ってきたジーン。3ヶ月経って「俺たちの関係はどうしたら？」って…思わず行動に移してしまうような燃え上がるような気持ちはないのか？と寂しい気持ちになりました。トレヴァーは記録に残すほどの思いだったけどその間のジーンは外の世界を見るために各地を転々としてたわけで。だから尚更、一旦はトレヴァーの元を去ったけど最後はトレヴァーの元に…ってジーンの気持ちがわかるようなラストが見れたら安心できたかなって思いました。

映画じゃん！！！ってなりました。レビューで泣いたってあってオタク特有の誇張表現かと思ってたら、泣いた。

いや好きなストーリーでしたが…カナダへ行くとかそういうのもわかるし世界を見てきてほしいっていうのもわかるけど、一度分かれた関係になったんですか？もう終わったと思ってたってジーンが言っててびっくりしました。まあじゃあその後にも恋人がいたのか…とか最愛の人とか神様とか許すとか諸々が一体どうなったのか…家族にポストカードを送ってるのが自分を許したってことなのか。トレバーは未だ最愛の人でずっと最愛の人で神様なのかとか…

「ラムスプリンガの情景」を読んで泣いてファンになり、「親愛なるジーンへ」の第1巻を読んでまた泣いて、それから2年。なんで今はジーン・ウォーカーと一緒じゃないんだろう？と不安な気持ちでずっと続きを待っていましたが......最後まで読んで本当に良かった。また泣いた。吾妻先生に心からの感謝を。物語、構成、言葉、登場人物たちの人生。全てが愛おしい。沢山の人に読んで欲しい作品です。また何度も読み返すことでしょう。

いつの時代も人間の悩みや葛藤は同じなのだと、人生にリンクさせられる素晴らしい漫画です。赦す、赦される事は誰もが求めていて、漫画全体に流れる切なさや時間の有限性について考えさせられます。本当に映画を見ている様です。最高の漫画をこの世に生んでくださって作者様に感謝です。

70年代のアメリカの歴史文化であるベトナム戦争や，カーペンターズとかTake Me Home, Country Roads，ストーンウォールのGLBT絡みの史実をしっていれば，より深く楽しく読めると思います。手紙の内容から察するに，なんとなく悲しい結末になりそうなんだけど・・・特に"You are my god."は，ジーンがトレヴァーに言ったセリフだけれど，冒頭の手紙にジーンに向けて書かれているよね。　甥っ子にジーンていう名前を付けたのって，トレヴァーなのかな？（まさかね）本編の「ラムスプリンガ〜」を読んでいなくても大丈夫です。むしろ，本作の方がお話の展開に無理がなく興味を引っ張るのもうまいので，こちらを読む方を私個人的には推します。最後まで読んで☆の数を決めたいので，ひとまず☆４で。

凄い丁寧に念入りな心理描写攻撃…久しぶりなので撃沈。エロも惚れ惚れしました…。

(￣□￣;)!!前巻ラムスプリンガもそうでしたが、こちらのシリーズも1巻だけでめちゃめちゃ引き込まれます！主人公二人が生き生きしてて、特に後半のエッチシーン突入までのやりとりとか、本当に尊すぎです。いろいろな謎を残したままの一巻ですので、早く続き出して下さい、待てません。・゜゜(ノД`)

以前から気になっていましたが完結とのことで一気読み。とてもとても良かったです。BLの枠に納まらない厚みのある作品だと思います。読了後「ふぅ〜」と胸の奥からため息が込み上げるような充足感でした。再会せずに各々の人生を歩む切なさのある結末もあり得たと思いますが個人的にはやっぱり大団円のハッピーエンドがいいのでこのラストで嬉しかったです。再会した時のジーンの古びたトランクが彼の人生や想いを物語っているようでたまりません。素敵な作品をありがとうございました。

BLというジャンルの作品のなかには、その属性を活かしてしか描けないけれど、その属性であるがために一般の人たちの目に触れないのがもったいなくなる作品があります。「親愛なるジーンへ」もまさにそんな話でした。印象的なシーンやセリフがいくつもあって、何度か読み返さないと今自分の中にあるものをちゃんと掴むことはできなそうです。ラストは好き嫌いが分かれるかな。私は違うラストのほうがよかったなあと思いました。そのほうが、若者の切実さと、それによりそう別の切実さを持った彼らの時間が、際立つように思いました。