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大好きな作家さんですが、この作品は知りませんでした。NHKのニュースで紹介されていて、早速読んでみましたが、当時の建物や小物の細部までしっかり調べて作られているとのことで見事な世界観です。実在の有名な小説家の山田風太郎さんが、太平洋戦争末期の東京で過ごした日々。辛さや絶望感の中にユーモアも織り交ぜながら、先の見えない毎日を過ごす普通の人たちの日常が描かれていて、今の私達の状況にも通じるものがあり共感します。中学生、高校生、大学生、それにマンガをあまり読まないご年配の方々にもぜひ読んでいただきたい作品だと思います。
勝田文先生、大好きです。いつも作者買いです。これはたくさんの方に読んで欲しい作品です。山田風太郎の日記のコミカライズ(コミカライズと言っていいのかな?)です。戦争という真っ暗な時代。戦争をグロいとかそういう刺激的な描写ではなく、センスのある絵でユーモアをもって淡々と描いています。でも、だからこそ怒りや哀しみ、喜びなどもちゃんと伝わってきて。登場人物たちが瑞々しく描かれているので、今と変わらないな...戦争は遠い過去じゃないよな...と改めて感じます。主人公の目を通して世界を見ている感覚がたまりません。詩的といいますか、スッと入ってきます。でも、それが綺麗事なだけじゃなく伝わるのは、やはり原作の力が大きいのでしょうね。勝田文先生の描く漫画は少しドライで、愛嬌があって、イラスト(絵)の力があるので、こういう題材ですが重たすぎず、押しつけがましく感じません。もっと評価されてほしい作品だし、漫画家さんだと思います。
終戦間際の東京の様子と民間人が戦争をどう見ているかがよく分かる。普段はちょっと斜め上から物事を見ている主人公が夢でうなされたり、じわじわと恐怖が迫ってくる。一番印象に残ったのは、東京大空襲で下町が被害にあっているのに、目黒で灯りなしで新聞を読めるほど明るかったということ。想像しようとしたが火災の規模が想像の範囲を超えていていた。いったいどういう空の状態だったんだろう?とにかくたくさんの人に読んで欲しい。
TVにて紹介されていたのがきっかけでこの作品を読みました。毎年お盆になると戦争体験や戦時中の生活を取り上げたものをよく目にします。私の父や叔父も戦争を体験し酔うと何度も同じ話をしてなと思い出しました。戦時中の困窮した生活とその中でもそれには似つかわしくないユーモアの心 生活者目線で戦争を著している貴重な作品で面白く読みました。
戦時中医大生として空襲の中生活していた主人公が、戦中戦後の話を淡々と日記に綴っている。浮浪者の子供が「何かくれ」と言っても周りの大人たちが無視するのをみて、みんな(自分も含めて)余裕がないし、それを無視しなければならなかったという経験がのちに影響するのではというエピソードがあった。虐待されていなくても、親の暴力や虐待を見てしまうだけで脳に影響が出るという話を思い出した。心の傷は目には見えないし、あっても自分で見たくないと本当に忘れてしまったりするけれど、あって苦しんでいる自分の心が癒されないと生きるのが苦しくなる。虐待されてきた人やいじめにあった人の全てではないが、自分が今度は加害者になる人がいる。日本でこれだけいじめや虐待が問題になっているにも関わらずほかの国ほど対策が進まないのは、日本人のこうした経験が土台になってしまっているのではないだろうか。
著者が戦時中医学生だったとは知らなかった。学徒動員されなかった分野ですね。文字だけでは伝わらないものがたくさん描かれていて、漫画でよかったなぁと思います。時代の空気が少しわかった気がしました。
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大好きな作家さんですが、この作品は知りませんでした。NHKのニュースで紹介されていて、早速読んでみましたが、当時の建物や小物の細部までしっかり調べて作られているとのことで見事な世界観です。実在の有名な小説家の山田風太郎さんが、太平洋戦争末期の東京で過ごした日々。辛さや絶望感の中にユーモアも織り交ぜながら、先の見えない毎日を過ごす普通の人たちの日常が描かれていて、今の私達の状況にも通じるものがあり共感します。中学生、高校生、大学生、それにマンガをあまり読まないご年配の方々にもぜひ読んでいただきたい作品だと思います。