レビュー一覧

精神科のナースになることを考えていますが、実習の際の対処法などが具体的にわかる1冊でした。

私は虐待されていて鬱になったのですが、お医者さんは話を聞いてくれないし看護師さんは親切な方が多いですが結局臨床心理士の先生にEMDRをしてもらって治ってきました。良い親のモデルがいないということは、結局いいコミュニケーションのモデルがいないってことなので、今はコミュニケーションの練習をしています。この本にも親のことで苦しんでいる人がたくさん出てきて、他人事ではない気がしました。私が治療してくれる人を探し当てるまで医者にも臨床心理士にも20人ぐらい会って、大変で治療をやめようかと思うぐらいでした。最初に行く病院の人がもっとコミュニケーションが取れるような人だったらよかったと思いました。薬の治療だけでなく他にも繋げてくれるような治療をしてくれる人が増えてくれればいいなと思います。

やさしい絵なので重い内容ですが読みやすいと思いました。

優しい世界です。こんな看護師さんがいたら悩みもなくなりそう。読むと不思議と気持ちも穏やかになりました。

患者さんと看護師の葛藤がしっかり書かれてて、でも重たくなく優しい世界で読めてステキな作品でした。作者さんのファンになりました。訪問看護編もあったらぜひ読みたいです。

最新刊は読みたい内容だったので、これだけ購入しました。自分も思い当たることがあって、気を付けようと思いました。主人公の夜野さんのメンタルが心配なラストシーンだったので、最終巻も読んでしまうと思います。

精神科医に色々な患者がいて、それぞれに合った関わり方がよくできている

深いです。自分の馴染みのない世界を知れてよかった。

心に寄り添うことで、変化していく患者さんの姿に泣きました。自分をみつめる余裕もその方法もわからなくて、許せない物を心に抱えながら、生きようとしている。精神科に通う人と「普通」の差は、ほんのわずかで、誰にでもあり得る事なんだとわかりました。

心をテーマに、とてもよく描かれている作品で素晴らしいです。ただ、ナースという医療現場のプロの視点から描くのであれば、もう少し科学的な病状の説明もつけてほしかった。ただ、性格が弱いとかわがままとかの問題ではなく、強いストレスを長年受けることに起因する、脳内ホルモンバランスの乱れによって、おかしな妄想や言動が起こっているという点も伝えてほしかったな。