レビュー一覧

カバー絵とストーリー内容がまるで異なるがそのギャップが面白いといえば面白い。ストーリー内容は実に凄まじいものである。よく「現代文明が滅びたあとの...」というテーマの作品があるがこの作品もそのジャンルの中の一つ。様々なエピソードが文明の本質や人間とはなにか を問いかけてくる。「へうげもの」とは全く違うがこの作者の代表作の一つと言えるだろう。

目が覚めると破滅した世界で家族は死に、自分だけが生き残っていた。荒廃した世界で一人の男が生き延びるサバイバルストーリー！と聞くと、よくある感じ？かと思うけど、全然違いましたね。貨幣経済を主点としたサイエンスフィクション。そんな馬鹿な！って思う部分もあるけど、それも含めて魅力的。資本主義経済が行き詰まってきて、災害が起こるとお金なんてあっても意味がないしとどこか危機感がある人にささると思います。今の価値観が活かせない「もしも」の世界でどう生きるのか。「お金」とは何なのか、人の本質とは何なのか、考えさせられるしワクワクしますね。教訓的なお話しではないんですけど、だからこそリアルです。地上波で流せないけど四部作位にわけて、ロード・オブ・ザ・リングくらいの大作映画でやってほしい。

物語が深くて、話しに引き込まれていきました。

一度絶望のとん底まで叩き落とされた男が、自分の理想を追い求めて祖国へと向かうという、どこか切ないながらも頑張ろうという気にさせてくれる作品です。今この時代だからこそ共感できる描写も多いと思いました。

顔！表情！　　　最初は変顔かと思いましたが、読み進めるうちにキャラクターの心情がすごく伝わってくる気がするのです。

絵は、好みではなかったのですが、物語が深くて、話しに引き込まれていきました。

いつもはこういう絵は苦手ですが、内容がおもしろくて読めました

読み応えのある作品です。現代は複雑な社会になっていますが、経済、軍事力、政治力などの歴史を学んでいるような作品です。太郎の知識が人々の生活に役立っていい国を作って欲しい。

久しぶりにワクワクしながら読んでいます。次巻を楽しみにしています。

大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から500年ぶりに目覚めた舞鶴太郎は、愛する家族も財産も全て失った。。完全なサバイバル世界。人と出会えず外国をさ迷い歩く主人公が、初めて人と会った時の喜び様はこちらにも気持ちが伝わってくる。しかし、サバイバルとはいえ、人を食べるというのは・・。